炭治郎くん、頑張ろう。 ページ32
ねずみから知らせを受けた。
炭治郎くんが隊服に着替えたようだ。
日も沈みかけてる。
そろそろだね。
天元様を見かけないけど、
きっと雛鶴さんたちを捜しに出てる。
ときと屋の屋根の上で待機する。
しばらくして炭治郎くんが
上がって来た。
『ヤッホー』
炭「Aさん、
本当にありがとうございます。
実は伊之助と待ち合わせしてて」
『そっか。
じゃあ行こう』
その時だった。
『鬼の気配…！』
炭「中です！！
鯉夏花魁の部屋だ！」
急いで鯉夏花魁の部屋に向かう。
そこには、
奇妙な帯にくるまれた鯉夏花魁と
女の鬼の姿があった。
今までのはコイツが犯人…。
血は出てない。
帯に取り込んでるだけ。
帯で保存しているんだろう。
堕「鬼狩りの子？
来たのね、そう。
何人いるの？
1人は黄色い頭の醜いガキでしょう。
アンタは柱じゃないわね。
弱そうだものね。
でも…」
炭治郎くんを指差していた指が
私を指差す。
堕「アンタは柱ね。
なってまだ1年も経ってないけどね。
それにアンタは少し前に
蕾屋にいた花魁じゃない。
喰べる前にいきなり身請けするから
喰べ損ねたのよ。
強くて美しいね。
喰べてあげる。
まあまずはそこの不細工を殺さなきゃ。
柱じゃない奴はいらないのよ、
分かる？
私は汚い年寄りと不細工を喰べないし」
なんて禍々しい雰囲気。
威圧感がものすごい。
上弦の参に似てる。
目を見ると、上弦の陸と書いてある。
なるほど…。
天元様の予想はあってたんだ。
炭「その人を放せ！！」
炭治郎くんが声を荒げる。
上弦の陸が青筋を立てる。
堕「誰に向かって口を利いてんだお前は」
鯉夏花魁を吸収する帯とは
別の帯が一斉に動き出す。
今コイツは炭治郎くんを狙ってる。
吹っ飛ばされれば
向かいの店の屋根に
叩きつけられる。
帯が炭治郎くんにぶつかる前に
屋根へ先回りした。
禰豆子ちゃんの箱も、
守らないと。
帯に投げられた炭治郎くんの背を
足裏で蹴り、
ふわりと宙に浮かす。
これで屋根に落ちても衝撃は少ない。
炭治郎くんが動揺している。
早かった。
けど、上弦の参に比べれば全然遅い。
堕「生きてるの、ふぅん。
良かったね、柱が助けてくれて。
目はいいね、綺麗。
目玉だけほじくり出して
喰べてあげる、アンタは」
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金平糖 - 凄く泣きました〜。・゜・(ノД`)・゜・。 (2021年11月16日 23時) (
レス) @page50 id: 63ca64d519 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ - 面白かったです。 (2021年2月24日 6時) (レス) id: 69c853c22b (このIDを非表示/違反報告)
ピノ助(プロフ) - ひろかさん» あ、愛してる…！？///なんて素敵…！お願いだから死なないで〜！私も…ショックで心臓が止まりそうです… (2020年4月4日 21時) (レス) id: adff839c97 (このIDを非表示/違反報告)
ピノ助(プロフ) - @さん» わ〜！嬉しいです！もちろん返信させていただきますよ〜！！ (2020年4月4日 21時) (レス) id: adff839c97 (このIDを非表示/違反報告)
ひろか(プロフ) - 201話読んで自害しそうです((ピノちゃんあいちてゆ(遺言) (2020年4月4日 1時) (レス) id: d204de565a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピノ助 | 作成日時：2020年2月17日 21時
