煉獄様、約束です。 ページ15
『歌の呼吸・壱の型・緩歌慢舞』
鬼達の呻き声と
パラパラと灰へと朽ちていく音と
刃が鞘に戻る音。
そして、しばらくすれば
太陽が私を照らす。
これが仕事終了の合図だ。
帰ろう。
煉「A！！！」
『あら〜！煉獄様！
こんにちは！
任務帰りですか？』
帰り道に煉獄様と
遭遇した。
仲直りをしてから結構経つ。
もうすっかり親友だ。
煉「うむ！！
それに…、今から任務の準備をな！」
『えぇえ！！？
またですか！？！？
休んだ方がいいですって！』
煉「ははは！大丈夫だ！
俺はそれくらい
期待してもらっているという証拠だ！
だから、全く苦ではないのだぞ！！」
なるほど…。
なんって前向きなんだこの人…。
『一体、どんな任務なんです？』
すると、
煉獄様は少しばかり
顔をキュッと引き締める。
煉「列車にな。
鬼がいるかもしれんのだ！
無限列車という列車でな！
列車に鬼が出ている！！」
『列車本体に鬼が出てるんですか！？
やっば…』←
煉獄様がははは…と笑った。
笑い事じゃないわよ…。
ツッコミたいけど、
私、ここはぐっとこらえるわ！
煉「数名の隊士を送り込んだが
全員消息を絶った！
だから、柱である俺が行く！」
再び太陽のように笑う煉獄様。
その笑顔で
鬼を焼き殺せそうだけど。
…なんだろ……。
嫌な予感……。
『じゅ、十二鬼月、
ですかね…？』
煉「そうかもな！
だが、心配するな！
俺は大丈夫だ！！」
『それはそうですけど』
_______なにか、違う。
なにかが起こる。
この夜。
大丈夫。
煉獄様を信じよう。
『絶対、帰ってきてくださいね』
煉「……？？」
煉獄様の手をぎゅっと
キツく握る。
天元様が見たら、起こるかな…？
み、見てないよね！？
煉「A、宇髄に殺されるぞ」
『あ、やっぱり？
ですよね。やめますっ』←
学習しないのが私。
煉獄様は私の手をゆっくり離し
腕を引き寄せた。
煉獄様の匂いに包まれる。
抱きしめられてる。
これこそ、怒られそうだけど…。
煉「ありがとうA。
必ず、戻ると約束しよう。
そうだ！
帰ったら、甘味を食べに行こう！」
得体の知れない寂しさに
煉獄様の隊服を
握りしめる。
『破ったら、許しませんから。
末代まで呪います』
煉「それは困るなぁ！！
では、行ってくる！」
『いってらっしゃい』
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金平糖 - 凄く泣きました〜。・゜・(ノД`)・゜・。 (2021年11月16日 23時) (
レス) @page50 id: 63ca64d519 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ - 面白かったです。 (2021年2月24日 6時) (レス) id: 69c853c22b (このIDを非表示/違反報告)
ピノ助(プロフ) - ひろかさん» あ、愛してる…！？///なんて素敵…！お願いだから死なないで〜！私も…ショックで心臓が止まりそうです… (2020年4月4日 21時) (レス) id: adff839c97 (このIDを非表示/違反報告)
ピノ助(プロフ) - @さん» わ〜！嬉しいです！もちろん返信させていただきますよ〜！！ (2020年4月4日 21時) (レス) id: adff839c97 (このIDを非表示/違反報告)
ひろか(プロフ) - 201話読んで自害しそうです((ピノちゃんあいちてゆ(遺言) (2020年4月4日 1時) (レス) id: d204de565a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピノ助 | 作成日時：2020年2月17日 21時
