音柱は恋人依存症

師範、永遠に。 ページ49

祝言を挙げる部屋に移動する。

師範の手がとても暖かい。



中に入って、

ゆっくりゆっくりと、

神前へ進んでいく。


参列者を見れば、

柱の皆様や炭治郎くん達も

来てくれていた。

お館様にも、見て欲しかったな…。




式が始まった。


挨拶の儀と

はこせこの儀を済ませる。

はこせこの儀では

母親の代わりとして雛鶴さんが

花嫁道具を渡してくれた。


三献の儀で神酒を飲む。


誓詞朗読で、愛を声に出して誓う。


宇「俺は、ド派手に！！

Aを愛してるぜ！

これからももちろん愛してるしな！！」

『師範、言葉使いちゃんとしてくださいよー！！


…もう……。



私も、これからずっと、

夫を愛し続けると誓います』

宇「え。可愛い。

めっちゃ誓う。

ド派手に誓う」



この師範は

祝言中に何をやっているんだ…。


嬉しいからいいけどさ！！！←





祝言はその後、滞りなく行われ

祝宴に入った。


ようやっと

来てくださった方たちと

お話ができる。




真っ先に泣いている

善逸くんと無一郎くんが来て

夫婦共々ビビってます。


宇「お前ら…。

分かるぜ。

Aが綺麗過ぎるんだよな。

俺も派手に泣いたもん」


善「うっ…う…。

綺麗ですよぉAさあん……！

めっちゃ可愛い！！

幸せになってくださいね。

あ、嫌気がさしたらぜひ俺のとこへ！」


無「うん…綺麗だよA。

幸せそうで良かった…。


僕と不倫しない？？」


宇「お前らほんっと地味にいい加減にしろよ…」

『お変わりないようで…。

ありがとう。私、師範一筋だから！』


そう言ったらますます泣かれてしまった。

なだめ役の炭治郎くん、ごめん。





甘「Aちゃん、可愛いわ！

幸せになってね！」

し「宇髄さん。

Aさんを泣かしたら許しませんから。

毒を盛ります」

悲「おめでとう、2人共…南無…」

実「悲鳴嶋さんよォ…、

祝い時に念仏唱えないでください。


おめでとうなァ」

小「見違えたなA。

甘露寺はもっと似合いそうだな。

その時は相談に乗れよ。

まず今日はめでたい。

おめでとう」

冨「…おめでとう。

…これからもよろしく頼む」

煉「A！宇髄！

結婚おめでとう！」



大勢に祝福される結婚が出来て

私はたいそう幸せな女だ。




この幸せを途切れさせず

貴方を生涯愛しますよ。





『愛してます。


……天元様』


宇「俺も、派手に愛してるぜ、A。


……ん？？今、なんて！！？」

『ふふ』

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