音柱は恋人依存症

師範、できないです。 ページ7

宇「オラオラ修行だ！！

なぁに地味にサボろうとしてんだ！？」

『きゃあああああああ！！


いや！

今日はいやですううううう！！！』



そんな私の悲痛な願いも通じず。


今日の任務は師範が

お手伝いしてくれたために

秒で終わってしまった。









『ド派手な修行ってなんですか』

宇「よくぞ聞いてくれた！」


師範が楽しそう。

なんか、

ソワソワしてて

子供みたい。



いきなり師範が

自らの着物をずらし

そのたくましい肩を露わにした。



『なにしてるんですか！？

風邪ひきますよ！！』

宇「こっち来い」



師範と向き合うように座る。



宇「バァカ。ちげえよ」



師範に腕を引っ張られて

よろけてしまう。


踏ん張りがつかなくて

師範の肩に掴まる。



こんなに

勢いよく掴まっちゃったのに

ビクともせずに

座っている師範はさすがだ。



『失礼しましたっ…』




へた、と座り込む。


すると師範は

私の頬を両手で挟み

無理矢理

私は師範の肩を見なければなくなった。





宇「ここに、跡つけてみろよ」

『あと？跡って』

宇「接吻跡」


接吻跡って、

聞いたことある。



…んんん？？

でもアレって

男の人が女の人につけるんじゃ？


それに…。



『つけ方、分かんないです』

宇「安心しろ。

きちんと教えてやっから」




師範が手取り足取り教えてくれた。



「う」の形に口を開く。

肌と口を密着させて、

吸う。









この行為を私は

既に10回繰り返した。







宇「下手くそすぎね？？」

『うるさいですね。

私だって頑張ってるんですよ』

宇「ハイハイ。


…たく、ド派手な手本見せてやるよ」



お手本…？


『どうやって…』




師範は私の顎を持ち上げ

喉元に顔を埋めた。





『ま、待って師範っ…。



首は……！』





首は私…、

弱いのに！






痛いのかくすぐったいのか、

それとも

気持ちがいいのか。


師範に喉を吸われる。



よく分からない感覚。



…おかしくなるっ。





『師範、もっ、無理』

宇「…はぁ。



ん、うまくできた」


やっと離してくれた。


ちょっぴり、ヒリヒリする。



宇「明日からは、こいつの練習だな。

もう寝ていいぞ」

『…はい』




疲れたし、恥ずかしかった〜！！



……あれ。


でもなんで接吻跡…？？









宇(これで誰もよりつかねぇかな…)






※喉の接吻跡の意味・・・独占。

玄弥くん、初耳だよ。→←炭治郎くん、勘弁して。

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