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57話 ページ8

「それで、いつあちらに帰る予定で?」




「Aに任せようと思っています」





父と宇髄さんが私の方を向く





「え、」





帰ることは決めたのはよいが、いつ帰るかなんて考えていなかった




ここから宇髄さんのお屋敷に帰るまで数日かかる




今日はもう夕方だし、いろいろ帰る準備もしなければならない





「えっと…明日、とかでも大丈夫ですか?」




「俺は全然大丈夫だ、いろいろ準備があるだろうしな」




「ありがとうございます」





すると、父がとある提案を持ち出した





「宇髄殿、今夜はどうするおつもりで?」




「この近くに宿があればそこに泊まるつもりです」




「ならば、ウチに泊まってはいかがでしょうか?」




「え、いいんですか?」




「娘がお世話になっておりますので、そのお礼も兼ねて。A、いいだろう?」




「い、いいけど…ウチにお客さんが寝れる部屋なんてないよ?」





ウチは宇髄さんのお屋敷みたいに広くない




私が来るまでは父一人で住んでいたから、使わない部屋は物置部屋か埃だらけの部屋になっている




さすがにお客さんである宇髄さんを小汚い部屋に寝泊まりさせるわけにはいかない





「何言ってるんだ、お前の部屋で寝ればいいだろう」




「え」




「宇髄殿、ウチは何かと狭いもんで…Aと同じ部屋でもよろしいでしょうか?」




「はい、ありがとうございます」




「えぇ!?」





確かに私の部屋は大人2人余裕で寝泊まりできる広さだけども




たった一日とはいえ、宇髄さんと同じ部屋で寝るなんて…





「向こうのお屋敷では一緒に寝ていたんじゃないのか?」




「お父さん!そんなわけないでしょ!」





奥様方ならともかくただの居候である私が一緒に寝るなんて!





「夜仕事で朝方に帰ってきてから寝るので、嫁たちともAとも部屋は別々なんです」




「なんと、そうでしたか」

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向日葵(プロフ) - 徳門七渚さん» 徳門七渚さん、勿体ないお言葉…ありがとうございます!自分のペースで更新していきたいと思いますので、最後までお付き合い頂けると嬉しいです。 (2023年1月15日 7時) (レス) @page5 id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
徳門七渚(プロフ) - 言葉選びが上手でこんなに素晴らしい作品に出会えて嬉しいなと思いました。無理せず続けてくれると嬉しいです。 (2023年1月14日 4時) (レス) @page5 id: 94ece86ff9 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - あもさん» あもさん、ありがとうございます。しっかり休んでまた更新頑張ります! (2022年12月14日 7時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
あも(プロフ) - ゆっくりと無理をせず身体を休めてください。 (2022年12月10日 12時) (レス) @page4 id: 656bb5ebbb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:向日葵 | 作成日時:2022年11月13日 22時

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