51話 ページ2
宇髄side
長い夜だった
激闘の末、上弦の鬼の首を斬った
俺は毒でやられて死 にかけたが、竈門炭治郎と禰豆子のおかげで生きながらえた
「俺は鬼の首を探します、確認するまでは安心できない」
そういって去っていく背中を俺の胸の中で泣く嫁たちを抱き締めながら見守る
俺は柱の引退を決めた
実質もう戦えねぇから鬼殺隊も引退のようなものだ
伊黒にはネチネチ言われたが、お館様も許してくださるだろう
あとは嫁と一緒にアイツの帰りを待つだけだ
「にしてもすげぇ若手もいたんだな…」
「炭治郎くんたちのことですか?」
「あぁ…アイツらはきっと鬼殺隊にとって重要な戦力になるだろう」
竈門炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助
あの3人の成長をこれから見るのが楽しみだ
「あの、天元様。実はお伝えしておきたいことが…」
「須磨とまきを、急にどうした?」
「実は私たちさっきAに会ったんです」
「は?」
「用事があるとかで遊郭に来ていたようで」
「ちゃんとここから離れるように言ったんだよな…?」
今Aは家族に会いに行っているはずだ
一瞬遊郭に来ていたと聞いて焦ったが、俺が思っているようなことのために遊郭へ来たわけではないだろう
「はい!すぐここから離れるように言ったのできっと大丈夫です!」
「はぁ…焦らせんなよ…」
「天元様、もしかして遊郭にAが遊びに来たと思ったんですか?」
雛鶴に図星を突かれてドキッとする
「Aがそんなことする子じゃないって天元様が一番分かっているはずです」
「あぁ…そうだな」
須磨とまきをからAの様子についていろいろ聞いた
手紙を出さなくなってからも元気にやっているようで安心した
「早く、会いてぇな…」
この時の俺はもうすぐ帰ってくると謎の自信があった
だが
それから何ヶ月経っても経っても
Aは帰ってくるどころか手紙も一切なく
消息不明となった
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向日葵(プロフ) - 徳門七渚さん» 徳門七渚さん、勿体ないお言葉…ありがとうございます!自分のペースで更新していきたいと思いますので、最後までお付き合い頂けると嬉しいです。 (2023年1月15日 7時) (レス) @page5 id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
徳門七渚(プロフ) - 言葉選びが上手でこんなに素晴らしい作品に出会えて嬉しいなと思いました。無理せず続けてくれると嬉しいです。 (2023年1月14日 4時) (レス) @page5 id: 94ece86ff9 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - あもさん» あもさん、ありがとうございます。しっかり休んでまた更新頑張ります! (2022年12月14日 7時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
あも(プロフ) - ゆっくりと無理をせず身体を休めてください。 (2022年12月10日 12時) (レス) @page4 id: 656bb5ebbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:向日葵 | 作成日時:2022年11月13日 22時