10話 ページ11
宇髄さんと美味しい朝ご飯を食べたあと、そこを後にした
これからしばらく森を歩くらしい
「足元には気をつけろよ、休みたかったらすぐ言え」
といって、宇髄さんは私のことを気にかけてくれていたが
荷物がないから手ぶらだし、長時間の移動には慣れているため、あまり休憩せず軽く話しながらどんどん進んでいった
「そういえば、お前っていくつなんだ?」
「生まれたのが何年の何月か知らないから正確な年齢は分からない…でも、だいたい18ぐらいだと」
「はぁ?あんま俺と変わんねーじゃねぇか。ま、お前は顔立ちがガキっぽいから18には見えねぇかもな」
今のはガキっぽいと馬鹿にされたのか、それとも幼く見えるから良いという意味なのか
「と、こんな話してるうちにもうすぐ着くぞ」
宇髄さんが止まり、先の方を指さした
「あそこが見えるか?」
「あそこ…」
目を凝らしてみると大きい屋敷のようなものが見える
「もう少しだ、行くぞ」
そういうとまた宇髄さんは歩き出した
遅れないように着いていく
「ここが俺の家、そしてこれからはお前の家になる」
「………」
正直声が出なかった
只者ではないと思ってはいたが、こんなに大きな屋敷に住むほどの人だったとは
そして、今宇髄さんはサラッと凄いことをいった
これから私の家になる、と
「私の家に?」
「そうだ」
確かに、宇髄さんに着いていくといったが…まさか住むことになるとは思わなかった
「いつまでも地味にボーッとしてんなよ、中に入るぞ」
と、宇髄さんが一歩踏み出したのと同時に
「天元様ーーー!!」
「!?」
女性の声が周囲に響き渡った
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向日葵(プロフ) - 瑠璃さん» 瑠璃さん、コメントありがとうございます!成長しているということが読んで下さる方に伝わって嬉しい限りです…最後まで更新頑張ります! (2022年10月30日 22時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - ひかさくさん» またまたコメントありがとうございます!終盤なのに話数が足りないので続編行きそうですw最後までお付き合い頂けると嬉しいです! (2022年10月30日 22時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - だんだん成長していく夢主ちゃんが素敵です❗これからも読ませていただきます❗頑張ってください(*≧∀≦*) (2022年10月30日 18時) (レス) @page48 id: 6c259301f0 (このIDを非表示/違反報告)
ひかさく(プロフ) - 更新まってましたぁ!新しい話見れて嬉しいようで悲しいような…(終盤と書かれていたので)でも、しっかり夢主ちゃんを見届けます!続き楽しみにしてます〜! (2022年10月29日 19時) (レス) @page49 id: 20db8fb2a5 (このIDを非表示/違反報告)
彩豊(プロフ) - 向日葵さん» 作者様返信ありがとうございます✨もう終盤何ですか!?終わってしまうのは寂しいです。゚(゚´Д`゚)゚。期待してます☆彡 (2022年10月22日 23時) (レス) id: 72022c3b56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:向日葵 | 作成日時:2022年2月16日 22時