70話 ページ21
いろんな話をしているうちに列車はどんどん進んでいく
「危ないっ!ばか、この!」
「俺外に出て走るからどっちが早いか競走する!」
「馬鹿にも程があるだろー!!」
「危険だぞ!いつ鬼が出てくるか分からないんだ」
「え?嘘でしょ!?鬼出るんですか、この汽車!?」
「出る!」
「出んのかい!いやーー!!」
生で聴く善逸の叫び声……すごいな。
普段はこうなのに眠るとかっこよくなっちゃうんだからなー
これが、ギャップというやつなのか
「短期間のうちにこの汽車で40人以上の人が行方不明となっている。数名の剣士を送り込んだが、全員消息を絶った。だから柱である、俺がきた!」
と、そのとき後方のドアが開いた
「切符…拝見、いたします…」
「!」
「なんですか?」
「車掌さんが切符を確認して切り込みを入れてくれるだ!」
きた!ここからすべてが始まる!
「っ…」
切符を持っている手の汗がどんどんと出てくる
車掌さんは煉獄さん、伊之助、善逸、炭治郎と順番に切り込みを入れていく
「これを切ったら術が発動する…おそらく私も夢を見る…。大丈夫、覚醒する方法は分かる。あとは…」
私にしか聞こえない程度の大きさで自分の心を落ち着かせる
「A?何か言ったか?」
「……煉獄さん、おやすみなさい」
心配そうに見つめてくる煉獄さんに微笑んでから、私は車掌さんに切符を渡した
パチン、と切り込みを入れられる
「起きるタイミングを間違えるな」
最後にそう自分に言い聞かせて、車両の電気が消えるのと同時に私は夢の世界へと落ちた
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向日葵(プロフ) - とうめいさん» とうめいさんコメントありがとうございます!最後まで読んで下さりありがとうございます!新作もお楽しみにです!笑 (2022年2月7日 0時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - えのきさん» えのきさんコメントありがとうございます!嬉しいお言葉…そう言っていただけて嬉しいです…。 (2022年2月7日 0時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - ゆきさん» ゆきさんコメントありがとうございます!嬉しい言葉…ありがとうございます! (2022年2月7日 0時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
とうめい - 完結おめでとうございます!!!毎日わくわくしながら最後まで読ませて頂きました!それと新作私も宇髄さんのやつがいいかな…と考えております…!新作も頑張ってください!! (2022年2月4日 19時) (レス) @page35 id: 4fdb593f0d (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - はじめまして。えのきといいます。トリップものが好きで、ずっと追わせていただいてました(*^^*)完結おめでとうございます!本当に素敵な作品をありがとうございました(*^^*) (2022年2月4日 15時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:向日葵 | 作成日時:2021年10月20日 23時