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50話 ページ1

部屋に戻った私は、敷いてある布団に顔を埋めた




涙を拭くように





「………これで、良かったのかな…」





私の心の中は、後悔と不安で埋め尽くされていた




原作とは違うことになってしまうかもしれないという不安と




仮にも師匠となっている煉獄さんのお父さんに、あんな言い方をしてしまった後悔





「でも、この世界に私がいる時点で原作とは違うもんなー」





さらには、私は煉獄さんを救おうとしている




私の目的こそ原作に反することなのだから、今更考えてもしょうがないのかもしれない





「それにしても、やっぱり煉獄家似すぎだろ!」





後ろ姿だけみたらもう少し歳をとった煉獄さんだ




まぁ、雰囲気とかオーラとかは全然違うけど。





「画面越しと目で見るのとでは全然違うことだらけだし」





鬼が出て死と隣に合わせな世界なのに、なんだかんだこの世界が大好きになっている




推しがいるからなのか、強い皆がいるからなのか…理由は分からない





「炭治郎の初任務が始まったらたしか無限列車まであっという間だったっけ?」





涙が止まったので布団から顔を上げて、原作を思い出す





「あれ?三人組の鬼のあとは…もう鼓屋敷だっけ?」





んー、必死に思い出していたときだ





「A」





扉の向こう側から煉獄さんの呼ぶ声が聞こえた




なんとなく気まづかったが、無視するわけにもいかない





「はい、どうぞ」




「失礼する」




「どうしたんですか?」




「大丈夫か?」





すごく心配そうな目をしている煉獄さん





「あー、はい。すみません…さっきはお見苦しいところを」




「そんなことはないぞ!真っ直ぐ気持ちを伝えられるというのはすごいことだ!俺は、Aのそんなところが好きだ!」




「いやーそんなことな………………え?」





今最後に何か聞こえたような………空耳?

51話→



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向日葵(プロフ) - とうめいさん» とうめいさんコメントありがとうございます!最後まで読んで下さりありがとうございます!新作もお楽しみにです!笑 (2022年2月7日 0時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - えのきさん» えのきさんコメントありがとうございます!嬉しいお言葉…そう言っていただけて嬉しいです…。 (2022年2月7日 0時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - ゆきさん» ゆきさんコメントありがとうございます!嬉しい言葉…ありがとうございます! (2022年2月7日 0時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
とうめい - 完結おめでとうございます!!!毎日わくわくしながら最後まで読ませて頂きました!それと新作私も宇髄さんのやつがいいかな…と考えております…!新作も頑張ってください!! (2022年2月4日 19時) (レス) @page35 id: 4fdb593f0d (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - はじめまして。えのきといいます。トリップものが好きで、ずっと追わせていただいてました(*^^*)完結おめでとうございます!本当に素敵な作品をありがとうございました(*^^*) (2022年2月4日 15時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:向日葵 | 作成日時:2021年10月20日 23時

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