炎柱が目の前にいるんですけど【煉獄杏寿郎】

46話 ページ47

｢うぷっ……食べ過ぎました……｣




｢はっはっは！たくさん食べたな！どれも美味かった！｣




｢そうですね！｣





自分でも驚くぐらいたくさん食べた




おかげでお腹がとても苦しい





｢明日は何時頃に出発ですか？｣




｢そうだな…朝の8時頃にはここを出ようと考えている！｣




｢8時ですね、分かりました！｣




｢朝食は7時前後にお願いしている｣




｢じゃあ、それまでに起きていろいろ準備済ませときます｣




｢うむ！｣





あとは寝るだけだ




いつまでも同じ部屋にいい年頃の男女が(しかも推しと)、一緒にいるのはいろいろマズイ気がするので部屋に行こうと立ち上がる





｢もう部屋に戻るのか？｣




｢はい、いつまでも煉獄さんの部屋にいたらお邪魔だと思うので｣




｢そんなことはないが……明日もあるし今日は休むことにするか！しかし、食べてすぐに寝て大丈夫なのか？｣





本当に煉獄さんはいろんなところに気が回る人だ





｢さすがにすぐには無理かと…もう少し消化してから寝ます｣





なんだっけ、食べてすぐに寝ると豚だか牛だかになるってよく親にいわれたものだ





｢それじゃ、おやすみなさい｣




｢うむ、おやすみA｣





部屋といってもすぐ隣だ




大きさは同じなので、一人になると余計に広く感じる





｢煉獄さんも同じぐらい食べてたのに全然苦しそうじゃなかったな…胃袋どうなってるんだろう…｣





無限列車のときもめっちゃお弁当食べてたのに平気そうだったし




あのとき食べてたのは牛すき焼き弁当、だっけ？




あれも美味しそうだったなー





｢あれが煉獄さんが最後に食べた物、て思って観てたっけ｣





今となっては映画を観ていたのが少し懐かしくも感じる





｢絶対に最後にしない｣





縁側でしばらくゆったりしていたらお腹もだいぶ消化された




そのまま布団に入り、夢の中へ




寝る直前に煉獄さんのいる隣の部屋を廊下からみると、もうすでに明かりは消えていた

47話→←45話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す