炎柱が目の前にいるんですけど【煉獄杏寿郎】

45話 ページ46

｢あ、あ………｣




部屋に戻るととっても豪華な料理が並んでいた




｢はっはっは！A、ヨダレが出ているぞ！｣




｢す、すみません！めっちゃ美味しそうで…｣




｢うむ！そうだな！｣





食事は共にするらしく、煉獄さんと向かい合わせに座る




さっきよりも近距離にある料理からいい匂いがする




そのとき、




ぐぅ〜〜……




お腹の音が部屋中に響きわった





｢…………｣




｢…………｣





は、恥ずかしい！




今すぐ穴に入りたい！





｢ふっ、遠慮する必要はないぞ！たくさん食べるといい！｣




｢は、はい…｣





手を合わせていただきます、といって食べ始める





｢んー！おいしー！｣




｢うまい！うまい！うまい！｣





ここ最近食べたものの中で上位に入るぐらい、どの料理も美味しい！




煉獄さんもとてつもない勢いで食べている




口の中に詰め込んでいるのかリスみたいに頬を膨らませている煉獄さんを可愛らしいと思ってしまった





｢あ、これは…さつまいもの天ぷら？｣





さつまいも




と聞いて思い当たる人物が1人




煉獄さんに目をやるとちょうどそれを食べようとしているところで





｢わっしょい！！！！！！｣





突然の大声に思わず耳を塞ぐ




鼓膜が破れるんじゃないかぐらいの声量だ




いや、その前の｢うまい｣もだいぶ大きかったけど。





｢とても美味いぞ！！A！！｣




｢はい！美味しいですね！｣





さつまいもの料理を頬張る煉獄さん




子供のようでとても可愛い




私たちは





｢美味しい！｣ ｢うまい！｣、ときどき ｢わっしょい！｣





といいながら幸せな食事の時間を過ごした

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