19話 ページ20
｢重さはどうだ？｣
｢ちょうどいいと思います｣
｢うむ！ではそれでいこう！｣
一通り屋敷を案内してくれた後、いよいよ修行の準備だ
もちろん、私は剣など振ったこともない
まずは木刀で素振りからということで、木刀選びをしている
｢木刀っていってもたくさんあるんですね｣
｢木はもちろん感触や感覚も違うからな｣
｢ほー…｣
剣の道っていうのも奥が深いんだなー
都会の観光地とかだとめっちゃ木刀が売ってるお店とかあるし
こうして昔の文化の体験をするっていうのも悪くないかも！
｢素振りの他に筋力も鍛えていくからな！｣
｢つまり、筋トレもあるってことですね｣
｢しかし、Aは本当に刀を握ったことがないのか？｣
｢え？なんでですか？｣
｢いや、初めてとは思えないように様になっていたからな。刀の握り方も出来ていた｣
｢あー……まぁ、見よう見まねで？｣
煉獄さんに憧れて技出す時のポーズを見よう見まねでやってたなんて言えない！
推しのようになりないって思うのは…オタクとして仕方ないじゃん？
｢筋がいいからすぐに呼吸もできるようになるかもしれんな！｣
｢頑張ります！｣
｢うむ！よい返事だ！｣
それから部屋に戻っている途中、煉獄さんがひとつの部屋に入っていき
何かを手に持って戻ってきた
｢A、これを渡しておこう！｣
｢こ、こここここここれって！！？？｣
｢その反応を見るかぎり、知っているようだな。これは炎の呼吸について書いてある書物だ。俺はこれを熟読し、呼吸が使えるようになり、柱となった｣
煉獄さんから差し出されていたのを、ゆっくり丁寧に受け取る
｢これを使うのはまだまだ先だ。だが、早めに読んでおくのもいいだろう｣
｢…………ありがとう、ございます｣
煉獄さんは何か用事があるようでそのままいってしまった
私は部屋に戻って机の前に座り、本と対面する
｢これが、煉獄さんのすべての始まり…｣
今、私は凄いものを手にしている
手が震えてくる
1度深呼吸をしてから、ゆっくりと私はページをめくり始めた
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向日葵(プロフ) - 葵さん» 葵さん、ありがとうございます！映り方は偶然なんですよ…笑嬉しい言葉！ありがとうございます！！ (2021年10月23日 21時) (
レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 次の小説の移り方がとても凄かったです！それに、物語も違和感無いしとても読みやすかったです！ (2021年10月23日 16時) (レス) @page50 id: 6b19049b00 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - イオさん» イオさん、ありがとうございます！！更新頑張ります！ (2021年10月17日 21時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
イオ(プロフ) - 煉獄さんと夢主ちゃん幸せになって欲しいです😭続き楽しみにしてます！！更新頑張って下さい✨応援してます！！ (2021年10月17日 15時) (レス) id: 750e30c04d (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - Riiさん» いえいえ！いつ視点を変えようか迷ってました…遅くなってすみません。。 (2021年9月1日 23時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵 | 作成日時：2021年7月6日 23時
