炎柱の妻は呪われている【煉獄杏寿郎】

4話 ページ6

乗客の治療を無事に終わり、隠が来て怪我人を蝶屋敷に運ぶことになった



杏寿郎が1番の重症だったため真っ先に運ばれていった



私はその場を後にしようとしたが、隠の人に来て欲しいといわれてしぶしぶ蝶屋敷まで行くことになってしまった




｢包帯をこっちに持ってきてください！｣


｢こっちにも！｣




屋敷の中からいろんな声が聞こえる



杏寿郎や少年たちは治療室へ運ばれてしのぶさんから治療を受けている



その間、私は庭で待つことにした




｢あの…｣




声をかけられて振り向くと、頭に包帯を巻いている黄色い髪色をした少年がいた




｢なに？｣



｢炭治郎や煉獄さんの手当てをしてくれたって聞きました。ありがとうございました。｣



｢自分のすることをしただけだよ｣



｢貴方は、鬼殺隊なんですか？｣



｢元、ね｣



｢俺、耳がいいんです。貴方から人間の音もするし、鬼と同じ音もするんです…｣



｢へー…音で分かるなんてすごいね｣




この世にはいろんな人がいるもんだなぁ




｢私、半分鬼なんだ｣



｢半分、鬼？｣



｢そう、私は鬼に呪われて鬼殺隊を辞めた隊士だよ｣



｢それって、どういう…｢A！！！｣｣




少年の声を遮ってとっても大きな声が私の名前を呼ぶ



声のした方を振り返ると全身包帯で巻かれている杏寿郎がいた




｢杏寿郎、治療終わったんだ。てか、歩いていて大丈夫なの？｣




重症だから出歩いちゃダメなはずじゃ…




｢大丈夫だ！それより俺はAに聞きたいことがたくさんある！！｣



｢それ、怪我治ってからで良くない？｣



｢俺が怪我を治している間にまた君がいなくなったら嫌だからだ！！｣




素直にいわれるとちょっと戸惑うんですけど




｢俺がこの数年どんな思いで過ごしていたと思っている！！｣



｢いやぁ…｣



｢煉獄さん、安静にといったはずですが？｣




杏寿郎の後ろからすごい怖い顔をしてるしのぶさんが現れた




｢胡蝶！！俺はAと大事な話をだな！｣



｢安静に、といったはずですが？｣



｢俺はAに聞きたいことが…｣



｢安・静・に、といったはずですが？｣



｢う、うむ……｣




こ、こわ…しのぶさん、こわ……！



あの杏寿郎が圧に負けている……




｢それと、Aさん｣



｢は、はい…｣



｢私も貴方に聞きたいことがたくさんあるので煉獄さんが完治するまでここにいるように｣




しのぶさんが一番強かった

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