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46話 ページ48

過去編 煉獄side



Aと別れた後、特に怪我をすることなく任務は終わった




朝方家に帰って少し仮眠をとってからいつも通りAの元へ足を進めた





「A!!おはよう!!」





いつも通りノックをすることなく扉を開ける、が





「む?」





いつもいるはずのそこにAの姿はない





「どこかに行っているのだろうか…」





ベッドの上には綺麗に畳まれた隊服




台所や他の部屋をみても昨日から使われた形跡はない




そしてなにより、Aの荷物が多少減っている





なぜだか、とてつもなく嫌な感じがする





「A!!!」





気づいたら足は勝手に動いていた





「胡蝶!!」





「………煉獄さん、もう少し声を抑えてください。ここには怪我人がいるんですよ?」





「Aを見ていないか!?」




「Aさん?いえ、今日はまだお見えになってません」




「そ、そうか…」




「………Aさんがどうかしたのですか?」





俺の表情をみた胡蝶は真剣な面持ちで聞いてくる





「さっきAに会いに行ったのだが、どこにも姿が見えないんだ…」




「他の方の屋敷に行くとは考えにくいですね……とりあえず、もう一度Aさんの部屋へ行きましょう」




「うむ!!」





胡蝶と共に探してもやはりどこにもAの姿はなかった





「この状況から見てAさんは自らここを去ったのかもしれません」




「A……」





それから俺はAを探し続けた




他の者たちにも協力を申し出た




それでもAの情報が入ることはなかった





「どこにいるんだ、A……」





それでもどこかで生きていると信じて、俺は諦めなかった





そして




再会したのはそれから数年後




無限列車での任務中だった

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向日葵(プロフ) - 蒼月さん» 蒼月さん、暖かいコメントありがとうございます!ここ数日ずっと体調を崩しておりまして…早く治すためにもちゃんと休みたいと思います。更新を今しばらくお待ちいただけたら嬉しいです! (2021年4月3日 22時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - 体調は大丈夫でしょうか?更新のことはお気になさらず、身体第一でお過ごしください。元気になられたときの更新を楽しみにしています! (2021年4月3日 22時) (レス) id: 7c0c835b83 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 衣世さん» 嬉しいお言葉です……どうしても可愛い煉獄さんを書きたくなってしまいます…笑 (2021年3月28日 22時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)
衣世 - 私も向日葵さんの小説読むと、顔がニヤケちゃいます(*´-`)煉獄さん可愛いなぁ☆ (2021年3月28日 9時) (レス) id: 8b5abcedbd (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - きゃんぱすのーとさん» 私の書く煉獄さんはこうなってしまいます…笑更新頑張ります! (2021年3月16日 1時) (レス) id: f6ff1cdc98 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:向日葵 | 作成日時:2021年3月6日 18時

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