キメツ学園の補習授業【煉獄杏寿郎】 (ページ40)

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38話ページ40

それなら数日後

あの日のオフが嘘のように、とっても忙しい日々が続いていた

「………あー……」

「Aさん、大丈夫ですか？」

寝る時間もほぼないくらいで、学校も今まで1限目だけの遅刻が多かったのに午前中行けないなんてことも最近では普通になっていた

受けてない授業が多い分、補習ももちろん増える

ロスとしての仕事と学校での勉強

その連続だ

「大丈夫、大丈夫……」

「無理をしてはいけませんよ」

「うん……ありがとう……」

正直、すごく眠いし体調も悪い

でも今この波を逃せば、すぐに新しい卵が出てくる

それが芸能界

これくらいで弱音を吐いてちゃダメだ

「はぁ………」

その日は最悪の日で、体育でマラソンだった

体操着に着替えて校庭に向かおうとしたーーとき

「……っ…」

急に足に力が入らなくなってそのまま倒れそうになる

しのぶちゃんも急な事で反応が少し遅れてしまった

ノロノロと着替えていたから他のみんなはもういない

倒れる！………と思った身体は誰かに支えられた

「大丈夫か！？A少女！！」

「………うっ……煉獄……せん、せ、い……」

私は意識を手放した