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32話 煉獄side ページ33
初めて生で彼女を歌を聴いた
それはとても美しかった
CDと比にならないくらいのものだ
音楽とともに2曲目を歌いだす
「まだ見ぬ本当の自分のことが 自分自身でも分からなくて 〜♪」
まるでこの曲にすべてを込めているように見えるほど
それほど、歌っている彼女は綺麗だった
「感じた事ない居心地の良さに まだ戸惑ってるよ 〜♪」
この場にいる誰もが彼女に目を奪われていただろう
「！」
ふと、目が合った気がした
その目は
キラキラと輝いているのに
なぜか泣きそうな目をしていた
「……………A、少女？」
その姿は、今頭の中にいる1人の生徒と重なってみえた
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作者名：向日葵 | 作成日時：2021年2月14日 17時
