キメツ学園の補習授業【煉獄杏寿郎】 (ページ4)

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3話ページ4

｢ふぅ………｣

ずっと集中していると疲れるな。

｢いつもA少女は補習に来て偉いな！あまり来てくれない生徒も多い中、感心感心！｣

｢成績は落としたくないので。それに、遅刻しているのは自分のせいでもあるし…｣

そう、私が遅刻している理由は

撮影があるからだ

雑誌やテレビ、歌の収録などの歌手としての仕事をこなしてから学校に行く

学校を辞めるという選択肢もあったが、私は辞めたくなかった

先生や同級生もみんな優しいし、何より一緒にいて楽しい

理事長にいったら、Aの好きなようにするといい、と言ってくださった

｢君はいつになったら遅刻の理由を俺に教えてくれるのだ？｣

｢……それは…いつか絶対言いますから！｣

｢むぅ……1年生のときからそれを聞いているぞ！｣

｢そうでしたっけ？｣

私が歌手活動をしていることを知らない煉獄先生はしつこく遅刻をしている理由を聞いてくる

｢煉獄先生、もう休憩時間終わりですよ｣

｢む！そうだな！では続きと行こう！｣

いつか、煉獄先生に話せる時が来るだろうか。