13話 煉獄side ページ14
｢よう、煉獄兄弟｣
｢すまん！待たせた！｣
集合場所に行くと、すでに宇髄は来ていて…
｢こんにちは、煉獄先生｣
隣に胡蝶もいた
｢胡蝶！君もサイン会に参加するのか？｣
｢はい、そうですよ｣
｢偶然そこで会ってな、胡蝶1人だったから一緒にどうだ？って俺が誘ったんだ｣
｢なるほど！！｣
宇髄と胡蝶はもう何度もロスのイベントに参加しているらしい
｢宇髄さん、胡蝶さん、今日はよろしくお願いします｣
俺の隣にいる千寿郎も2人に挨拶をし、4人で会場に向けて歩き出す
しばらく歩いて会場につくと…
｢よもや……｣
そこには1000人以上いる列が出来ていた
｢おー、今回は並んでるやつ少ねぇな｣
｢本当ですね｣
そんな宇髄と胡蝶の話を聞いてさらに驚く
｢あ、兄上……凄いですね…｣
｢う、うむ……これで少ないとはな…｣
千寿郎も驚きを隠せないでいるようだ
｢じゃ、並ぶぞ｣
俺たちは最後尾に並んだ
後からも続々と人が来て、俺たちの後ろにどんどん列をつくっていく
｢しかし…本当に人気なのだな。ロスという者は…｣
｢先着順だとこれの比じゃねぇよ｣
｢あれは大変でした…｣
｢胡蝶さんはその先着順に行かれたことがあるんですか？｣
｢はい…前日から並んでいる人が大勢いましたよ｣
｢よもや！？｣
つまり外で一夜を過ごすと……？
なんということだ…歌手のファンというのは奥が深いな…
｢まあ、私も並んで限定物を貰えましたけど♪｣
胡蝶も凄いな…
サイン会開始まで、あと1時間半
俺たち4人は並びながら主にロスの話をして今か今かと開始時間を待っていた
そんな中、ふと
A少女は、今何をしているのだろうか
と俺は考えていた
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作者名：向日葵 | 作成日時：2021年2月14日 17時
