キメツ学園の補習授業【煉獄杏寿郎】 (ページ13)

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12話ページ13

サイン会当日

学校に行く時とは違う

化粧をし、髪も結ばず、メガネもしない

発売するアルバムのテーマに合わせた素敵な衣装

〝ロス〟としての私

｢よろしくお願いします！｣

｢ロスちゃん、よろしくね｣

サイン会に関わってくださっているスタッフの皆さんにあいさつを終わらせ、打ち合わせやリハーサルも完璧

楽屋で開始時間まで待機するだけだ

｢ふー…｣

｢チケットも発売して1時間で完売、今日は大勢のファンが来るわよ｣

マネージャーさんはとてもいい人で、イベントやライブの前に緊張している私によく話しかけてくれる

｢そうなんですね…｣

1時間で完売って…宇髄先生どんだけ頑張ったんだろう。

｢今日は7000人でしたっけ？｣

｢そうよ｣

7000人の中に、煉獄先生も……もう来てるのかな？

サイン会は来た人から順番に並んで行っていく

つまり、早く来れば来るほど早くロスに会えるということだ

まだ開始時間の2時間前にも関わらず、もう1000人以上の人が並んでいる

｢多いけど貴方を応援してくれてる大切なファンよ、頑張りなさい｣

｢はい！｣

宇髄先生もいるし大丈夫だと思うけど、無事に着いてるかな…

煉獄先生に早く会いたいな…なんてワクワクが増えてきた

サイン会開始まで、あと2時間