いちにち彼氏 2 [F.K]

53. 出会い ページ15

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" 風磨とは付き合わない "




あの経験をした時から私はそう決めていた。
あんなつらそうな顔...させられない。









岸『これAやってよ』





『...やだよ、徹夜じゃん』





岸『おっまえなぁ...俺のが寝てないからな？』





『やだ、やって』





岸『...俺が好きなの利用してんだろ』





『冗談やめて...』









ほんとに好きなんだろうけど、
今の私には受け止められない。









「Aちゃん、お疲れさま。毎日岸と一緒で飽きないの？笑」





『飽きますねぇ、笑』





岸『おいっ！』





「仲がいいことで...。いつもカフェ来てくれてありがとね」





『落ち着いてできるし、いろいろあるし最高なんですよ』





「んふふ、それは嬉しい。ごゆっくり、」









最近私たちは仕事終わりに一緒にカフェにきて、残った仕事をすることが多くなった。





それが出会いの始まりだなんて私は知らなくて...

もし知ってたら絶対に来なかっただろう。









岸『知り合い呼んでもいい？近くにいるらしくてさ』





『男？』





岸『そうそう、2人』





『やだよ、じゃあ私帰るね』





岸『えっもういいって言っちゃったんだけど』





『はぁ.....』





岸『ごめんごめん！今度なんか奢るから！』









集中できないじゃん、ね...。

でもこれ明後日までだしな〜





そんなことを考えてたら上から声が聞こえる。








「岸久しぶり〜〜っ！」








そう言うのは勝利くん...だった。


そして、隣にいるのは多分...







風磨くんだと思うんだ、








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