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まふside
開始してから数分経った。
ま「くっそ………」
向こうで戦っているそらるさんとA君を横目にしつつ、目の前の嫌らしく笑っている人物を睨みつける。
佰「あーあ、ついてないなぁ。せっかくAと手合わせできたかもしれないのに知らない後輩君と戦うことになっちゃうなんてさ。」
ぶつぶつとそんなことを漏らしながら異能を使って容赦無く攻め立ててくる先輩。
確か彼の異能は、空色の空。
A君によれば、彼の異能の能力は全ての気体を操れるとか。
何処が僕の異能が有利になるんだろう。と、彼に尋ねたら、回答が返ってきた。
『君の異能……四季は春夏秋冬に関することを操れるんだろう？だったら、気圧とか、気温とか、操れないかな。それに雨とか振らせれば、雨は空気を切り裂いて降ってくるんだから邪魔な事この上ないだろ？』
と。
最初の提案は、冬と夏を使えばできるし、雨は、雨を風物詩とする梅雨があるから、出来ないことはないし、納得はできる。だが……
佰「んふふ、それってAの入れ知恵かな？彼が思いつきそうな事だし、君がそれを実践しようとしてるみたいだけど上手に出来てないもんね。君ぐらいだったら、まだ大丈夫。」
ニヤニヤと人を食ったような笑みで笑ってくる先輩を睨む。くそ、この策有効だと思ってたのに……。
ふと他の二人の様子を見てみると、何気に互角に戦えていた。凄いなぁ。
彼が様々な色の矢を放つと、そらるさんもそれに応えて異能で状態変化を起こす。
すると、こちらの様子に気がついた彼がこちらに向き、駆け寄ってきた。
流石に合わせたらまずいと思ったのか佰先輩が異能を使いながら足止めしてきた。
佰「させるわけねぇじゃん……！！」
手をかざして、気体を操りA君へと向けて放つ。
ま「っ危ない！！」
思わずA君に向かって叫ぶと、ふっと笑いかけてきた。
『大丈夫だよ。』
すると、今まで持っていた弓矢を手放すと、自らの影に手を突っ込み、黒い、陰で出来た、剱を取り出して、
『………っ！』
真上から下まで一直線に＿＿＿＿＿切り裂いた。
するとどうやら放たれた気体の塊が切られて見当違いの方向に……ってえ？今気体を切ったの？は？
目を向いていると、クスクスと笑われた。
『この剱はなんでも切れるんですよねぇ。
＿＿＿＿＿＿＿＿蒟蒻以外。』
いや、それは流石に嘘として。
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星月_hosituki_ - え、もう本当に好きです！神様ぁ〜！これからも応援します！更新、無理なさらずに頑張ってください！ (2020年5月13日 12時) (
レス) id: d71fa0da5d (このIDを非表示/違反報告)
よにん - あ…好きです(突然の告白)面白かったです！応援しています！ (2020年5月13日 0時) (レス) id: c1827a7d57 (このIDを非表示/違反報告)
あんり - え、めっちゃ好きです...更新無理のないように頑張ってください！ (2020年3月25日 21時) (レス) id: 4620368618 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花札 | 作成日時：2020年3月8日 14時
