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校舎内に入って、新入生としての受付を済ます。
えーと、番号が各自決まっているから担当者が決まってるんだよな。
自分の担当者がいる受付の方に足を運ぶと、そこにはまぁ凄く顔の整った人が。うわぁ、こんな人もいるんだ。
何気に周りにいるやつらも、自惚れているわけではないけれど、自分も顔が整ってる方だとは自覚しているけれどまぁ、なんというか、珍しい。
「君新入生の子だよね?受付してブローチ付けるからちょっと近付いてくれる?」
耳朶に心地いい低温で、彼が付けているバッチから見て生徒会だと思われる。
生徒会って確か上位の成績を収めているその上位の人しか入らないんだっけ。しかもここ何気に生徒多いから必然的に生徒会の人数も多くなるとか。
入りたくねぇな。
ささっと受付を済ましてもらい、ブローチを付け、会場の方へ向かう。
識「入学式ってさ、不必要な祝辞とかあるよね。あれいらないと思うんだ。」
『それは分かる。』
ちなみに、この学園は未だに謎のランク制度がある。ほら、SABCDEFっていうあれ。
僕等って頭は良いし異能強いし、不本意だが、天才とも呼ばれているので、余裕でSクラスに入ってる。
このクラスに入ると目立つから嫌なんだけど、待遇は良くなるから天秤に掛けてこちらを選んだ。
だって教室広くなるし、幾らでもサボっていいんだよ?そっちの方が魅力的じゃん。
でもまぁ、ここで目を付けられると、生徒会に勧誘されるとかなんとか。絶対嫌なのに。
悶々と考えつつ、色んなお偉い方々の耳朶に嫌なお話を耳から垂れ流していると、急に心地よい声がした。わぁ、これ絶対生徒会の人の声だぁ。しかもさっき僕の受付してた人の声だ。
しかも混じってきゃーなんて黄色い声も混じってるもんだから、女子ってなんで整った顔に釣られるんだろうなんて考えつつ、流石に暇になってきたもんで話を聞いてみる。
……………………………………。
やっぱりつまらなかったわ。
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星月_hosituki_ - え、もう本当に好きです!神様ぁ〜!これからも応援します!更新、無理なさらずに頑張ってください! (2020年5月13日 12時) (レス) id: d71fa0da5d (このIDを非表示/違反報告)
よにん - あ…好きです(突然の告白)面白かったです!応援しています! (2020年5月13日 0時) (レス) id: c1827a7d57 (このIDを非表示/違反報告)
あんり - え、めっちゃ好きです...更新無理のないように頑張ってください! (2020年3月25日 21時) (レス) id: 4620368618 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花札 | 作成日時:2020年3月8日 14時