〜心の病気〜和第４章

第157話 ページ8

翔side

今日は、思ったより早くあがれて家路につける事になった。

車で、小学校や中学校の前を通るたびに運動会の練習をしている子供たちの姿が目に入る。


うちの２人ももうすぐ運動会か。

運動は苦手だった俺も見るだけは楽しくて好きだった。


翔「ただいま〜」

智・雅・潤「おかえり。」

翔「潤の運動会はいつなんだ？」

潤「来週の日曜日だよ。」

翔「来週って？何日後だ？」

潤「10日後だよ。俺も練習しなきゃいけないよね。明日から行こう…学校。」

翔「そうだな。明日からでもまだ間に合うしな。」

潤が学校に行くなんて久しぶりに聞いた言葉。
まぁ、行かないよりは行く方が良いから…

潤「俺、何組だろう？」

雅「えっ！？知らないの？」

潤「いや…。うん。知らない」

和「青組だよ。」

雅「あっ。和おはよ。」

和「だから、寝てないって。」

雅「そっかそっかごめん。」

翔「和に運動会のこと聞けよ。」

潤「うん。」

そう言って、ソファーに座って話を進める２人の姿がどこか微笑ましかった。

そしてどこかいつもと違う姿を見れたような気分だった。

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