甘さの対価を頂戴？ /rt ページ41
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「トリックオアトリ〜ト〜〜！！」
お酒も入ったからかご機嫌に笑いながら、Aが抱きついてきた。
まだ酒のつまみのお菓子が残ってるのにそれでもイベント事は欠かせないらしい。
それに笑っているとAがジト目で俺のことを見てきた。
「レトさん、まさかお菓子ないなんてことないよね〜？」
「はいはい、もちろん持ってるよ。チョコと飴ちゃんどっちがいい？」
「どっちも！！」
その答えが分かり切っていたようにAにどっちも渡してやる。
どうせろくでもないイタズラになることを見越してちゃんとお菓子を用意したのだ。
「ちなみに俺がお菓子持ってなかったら何するつもりやったん？」
「ん〜、3日間口聞かないとか？」
「えげつな」
本当に心にくるタイプのイタズラはイタズラじゃないのでやめていただきたい。
まあそれを未然に防いだから何でもいいか。
自分だけお菓子を貰って満足している彼女にゆっくりと近付いた。
「A、もう一個お菓子いる？これはさっきのより高いやつ」
「！いる！！」
...自分でやっておいてなんだけど、こんなにお菓子に釣られて俺の彼女は大丈夫なんやろうか...。
今度しっかりと危機管理能力というものを叩き込まなアカンな。
まあ...今だけは、俺にだけは、好都合だ。
「じゃあ...お菓子あげるからイタズラさせてくれん？」
「...えっ」
お菓子に喜んでいたAは酔いが覚めたように後退りした。
でももうお菓子は口の中なんだから返せへんなあ？
高いお菓子と同等の "甘いもの" を貰う権利は俺にもあるやろ？
覚束無い足取りで上手く逃げられていないAの腕を掴んで笑った。
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無言は肯定を含みます /us→←片方だけじゃ物足りない /ky
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あずきいろ
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ユシア(プロフ) - (^ω^≡^ω^)さん» rtrtさんのお話気に入っていただけたでしょうか...？これからも見てくだされば幸いです (2020年9月13日 10時) (
レス) id: fc67472b4e (このIDを非表示/違反報告)
(^ω^≡^ω^) - うわお。レトさんうわお。 (2020年9月12日 6時) (レス) id: f0a83a5353 (このIDを非表示/違反報告)
ユシア(プロフ) - あたさん» こちらこそそう言っていただけると大変嬉しいです！ありがとうございます！！ (2020年8月13日 8時) (レス) id: fc67472b4e (このIDを非表示/違反報告)
あた(プロフ) - わ〜〜〜〜…！とてもときめきました、ありがとうございます…！ (2020年8月12日 23時) (レス) id: 374aa04e67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユシア | 作成日時：2020年8月8日 18時
