束の間のリラックスタイム /ky ページ20
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俺の前の席...分かりやすく言えば教室の最前、ど真ん中。
そこにある2つの席が、本令が鳴った今でも空席のままだった。
片方はキヨで、もう片方は真面目な女の子。
確か名前はAだった気がする。
俺＿＿牛沢はその席を見てため息をついた。
「清川はいつも通り遅刻として...誰かAから連絡来てる奴いないか？」
先生がそう聞くも誰も知らないらしく、そのままSHRは終わった。
Aの友達であろう数人は電話をかけたりメッセージを送ったりしてるみたいだけど、俺も同じことをキヨにする気にはなれなかった。
いつもは「また遅刻か？」と馬鹿にするメッセージを送るけど、今日はキヨの邪魔をすることになって殺されかねないのでやめておく。
「なあうっしー...俺らが朝見たやつってさ...」
「いいかレトルト。お前も俺も何も見てない、いいな？」
レトルトの肩をガシッと掴んで真剣な表情で語りかけると苦笑いした。
今朝、俺ら3人が登校してる途中にキヨが急に全力ダッシュした。
困惑してた俺達も一瞬で呆れたものだ。
「A！ちょっと学校サボろ！！！」
「えっ、ちょっ、キヨ君待って！」
そうして走って行ってから姿を見ずに今に至る。
2人同時にいないのは俺らからしたらこの上なく怪しいが、クラスの奴らはあの2人が全く接点がないと思ってる。
つまり、事情を知ってるのは俺達だけなのだ。
「本当さ...あーいう事は俺らの見てないとこでやって欲しいわ」
どうせ今頃空き教室か屋上にいるんだろうとため息をつく。
＿＿2時間目の終わり、走って教室に入ってきたAの顔が赤いのはきっと走ったせいだけじゃない。
それにまた深くため息をついた。
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ユシア(プロフ) - (^ω^≡^ω^)さん» rtrtさんのお話気に入っていただけたでしょうか...？これからも見てくだされば幸いです (2020年9月13日 10時) (
レス) id: fc67472b4e (このIDを非表示/違反報告)
(^ω^≡^ω^) - うわお。レトさんうわお。 (2020年9月12日 6時) (レス) id: f0a83a5353 (このIDを非表示/違反報告)
ユシア(プロフ) - あたさん» こちらこそそう言っていただけると大変嬉しいです！ありがとうございます！！ (2020年8月13日 8時) (レス) id: fc67472b4e (このIDを非表示/違反報告)
あた(プロフ) - わ〜〜〜〜…！とてもときめきました、ありがとうございます…！ (2020年8月12日 23時) (レス) id: 374aa04e67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユシア | 作成日時：2020年8月8日 18時
