４５回目 ページ45
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「恋人のフリはやめたの」
「...はっ？あんたそれ、どういう...」
ケロッとした顔でそう言うAに思わず焦ると、昨日キヨと話したことを要約して話してくれた。
「もう何もないから大丈夫」だなんて結論に至ったことを聞いて安堵のため息をつく。
「...なんだ、私はてっきり...」
「てっきり？」
「...何でもない。それより、私着替えてくるから待っててくれる？」
朝練が終わったからそうAに告げると、何の曇りもない笑顔で了承してくれた。
...てっきり、キヨと本当に付き合うことになったのかと思った、なんて。
Aは何も言わなかったけど、キヨは告白したんだろうな、なんて思った。
でも朝練の様子を見ててもキヨの調子は良いし、あいつの中でもう区切りがついたのかもしれない。
...正直、キヨが彼氏のフリをすると言い始めたから後悔していた。
その時期から、Aに対して少なくとも友達以上の感情があることを察してしまったから。
いや、多分ずっと前からその気持ちはあってそれが抑えきれなくなった、っていう方が正しいのかもしれない。
「...はあ、どいつもこいつも手のかかる...」
まあキヨは解決したと考えて、少女漫画おなじみ鈍感を極めたAが問題なんだけど。
それでも手を貸したいと思ってしまうのは、Aが大事な友達だから。
その思いはきっと、いつまでも変わらないと思う。
朝から疲労感に包まれながら、ジャージから制服に着替えてAの元へ戻った。
「...あ、Aちゃん？」
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ラッキーカラー
あずきいろ
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ユシア(プロフ) - そう言っていただけると嬉しいです！出来るだけどちらと結ばれるかは分からないように書いているので最後までお楽しみください！ (2020年5月2日 9時) (
レス) id: d4780b9520 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - この作品どタイプです…牛沢さん担当の私からしたら牛沢さんと結ばれて欲しいですが続き楽しみにしてます！ (2020年5月2日 5時) (レス) id: 0856f62083 (このIDを非表示/違反報告)
ユシア(プロフ) - こころさん» その言葉が一番励みになります！ありがとうございます！これからも楽しんでいただければ幸いです。 (2020年4月27日 9時) (レス) id: d4780b9520 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 話面白すぎます！！！これからも応援しておりまーーす！！！！ (2020年4月27日 0時) (レス) id: 6aceb657ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユシア | 作成日時：2020年4月8日 18時
