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...なあ、神様。
Aがいなくなったことをあんたのせいにして恨んで、でもまた現れてくれたことをあんたのおかげにして感謝して。
そんな自分勝手に手のひら返しをするような俺にチャンスをくれてありがとな。
世界中を探せば俺のような人はきっといくらでもいただろう。
なのに選んでくれて...いや、例え気まぐれだったとしても何度でも感謝を伝えたかった。
"奇跡"なんて信じていなかった。
でも絶望のどん底にいた俺を救ったのはそれだった。
「...愛してる」
そう言ったのは、どっちだっただろうか。
俺だったか、Aだったか、もしくは両方だったかもしれない。
...どっちだってよかった。
こうして最愛の人が笑っていてくれるから。
これはただの区切りであってエンディングではない。
ハッピーエンドかもバッドエンドかもまだ分からない。
それでもAがいれば、きっと。
「今より、もっと幸せにするから。...ずっとそばにいてください」
...本当はもっとかっこよく言うはずだった。
でも綺麗に笑うAの顔を見ていたら何を言うつもりだったか忘れてしまった。
そんな俺を優しく抱きしめてくれるAは温かかくて。
「もちろん」
たった一言で救ってくれるAがどうしようもなく好きだった。
これまでも、これからもそれは変わらない。
そう胸を張って言えるのが嬉しくて、その唇にもう一度キスを落とした。
今この世界で、俺はきっと一番幸せだった。
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ラッキーカラー
あずきいろ
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ユシア(プロフ) - まめさん» そう言って頂けると大変励みになります。ありがとうございます！ (2020年3月11日 22時) (
レス) id: d4780b9520 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - とても好きです... (2020年3月11日 22時) (レス) id: 12b073cf75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユシア | 作成日時：2020年3月4日 23時
