授業参観日 ページ33
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「Aさーん」
「...あっ、私もう寝るんで！！」
「まだ7時だけど？」
俺が名前を呼ぶと嫌な予感を感知したのかそそくさと寝室に歩き出したAをさっと抱き上げて俺に向き合わせた。
それでも最後の抵抗と言わんばかりに必死に顔を背けようとする姿は可愛い。
まあ正直に言うまで離してやんねーけど。
「じゃ、Aが俺に隠し事した理由から聞こうか」
「...まだ誤魔化せると思う？」
「もう無理かなー！ってか大体の理由は検討ついてるし」
俺がそう笑うと観念したのか残念そうな顔をしながら自分の部屋から1枚のプリントを持ってきた。
ガッチさんから「授業参観行くよね？」と聞かれたのが昨日。
そこまで言えば俺が言いたいことも分かるだろうか。
...そう、いつもはちゃんと学校のプリントを出してくれるのに、授業参観のお知らせは出さなかったAさんに理由を聞き出そうとしているのだ。
「小学生の中に混ざって勉強してるの見られるの恥ずかしくない？」
「なんで？可愛いよ？」
「...これ会話成り立ってるのかな」
Aに苦笑されてしまったけど、割と本音だったりする。
ちなみに何を言われても授業参観には行くつもりだ。
そんな俺を分かってかもう何も言うつもりはないらしく、渋々お許しを頂いた。
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ラッキーカラー
あずきいろ
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ユシア(プロフ) - まめさん» そう言って頂けると大変励みになります。ありがとうございます！ (2020年3月11日 22時) (
レス) id: d4780b9520 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - とても好きです... (2020年3月11日 22時) (レス) id: 12b073cf75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユシア | 作成日時：2020年3月4日 23時
