□ ページ26
.
「うっしー何か私に言うことはないんですかー？」
「俺一番に言ったじゃーん。...誕生日、おめでとう」
運転中、助手席に乗ってるAからのおねだりで本日2回目のおめでとうを言った。
「最後もうっしーがいいの」って言ってきたのは可愛いんだけどその場合俺もう一回言わなきゃいけないぜ？
だって家にもおめでとうを待機してる奴らがいんだからさ、なんて言わないけど。
「たっだいまー！」
あれ、俺電気消してねーよな。
これは俺までサプライズ状態なんですけどそれは求めてねーんだわ。
リビングの扉を開けると真っ暗な中でパンッと破裂音がして電気がつく。
「「「Aちゃん誕生日おめでとー！！」」」
「...えっえっ、この人達不法侵入だよ！！？」
「見知った顔だろ。ほら、Aからも言うことは？」
びっくりしたからってボケんのやめろ。
じわじわと現状を理解したのか笑顔になったAは嬉しそうに「ありがとう」と言った。
Aの頭にたくさん乗ったクラッカーのテープを取ってやって、ジュースとケーキを用意した。
「うっしーが作ったの！？」
「おー。Aちゃんの為にね」
「好き！！！」
天井に浮いてる風船にも嬉しそうに笑っていた。
いつにも増してテンション高く笑ってくれるのが、一番嬉しい。
.
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 99人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユシア(プロフ) - まめさん» そう言って頂けると大変励みになります。ありがとうございます！ (2020年3月11日 22時) (
レス) id: d4780b9520 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - とても好きです... (2020年3月11日 22時) (レス) id: 12b073cf75 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ユシア | 作成日時：2020年3月4日 23時
