難易度Easy意地悪コース /rtrt ページ13
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「レトさーん」
「何ー?ポッキーゲームはやらへんで」
「えっ何で分かったの!?」
そう言うとレトさんはあほか、と言ってきた。
酷くない...?一応彼女なんですけど...?という顔をするけどこの話は今日四回目だからその反応も分からないことはない。
しょうがないから話を違う方向に持っていくことにした。
「じゃあさポッキー十二本分、時間頂戴?」
「しゃあないなー。はい、Aの好きなアーモンドクラッシュ」
自分から言った癖にポッキーを持ってない私を見かねて持って来てくれた。
私の好みの味を家に置いておいてくれるのが嬉しくてわーい、と受け取る。
2人で十二本はあっという間になくなってしまいそうになってしまう。
最後の一本、何となく食べづらくて残しているとレトさんがあっさりと咥えてしまった。
食べなかった癖にあーあ、と思っているとまだ半分以上残っているソレを私の方に向けてきた。
「ん」
「えっちょっえっ、レトさん!?」
ポッキーを少し揺らしながら近付いてくるレトさんに思わず後ずさるとクスッと笑って一口で食べ切ってしまった。
「Aがポッキーゲームって言ったのにな?」
「いやっだってほんとにするとか思わないじゃん...!」
今絶対私の顔真っ赤だ恥ずかしい。
レトさんに遊ばれてる...と思いつつ反論出来する術が思いつかない。
「レトさんマリオメーカーくらい意地悪だよ今!」
「じゃあAがクリアしてくださーい」
そう言ってまた意地悪に笑うのにそれすらもかっこいいと思っちゃうからこの人はずるいなあと少しふわふわとした気分になっていた。
甘味塩味ループ中 /uszw→←最後まで愛たっぷりで /ky
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作者名:ユシア | 作成日時:2019年10月31日 20時