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弾も貫通させているモニターは私を動揺させるための罠何だろうな、と思うけどつい見てしまった。
...そこには、半壊した壁に打ち付けられた血塗れのキヨの写真があった。
これは...確かに動揺するな、と思ったら腕を弾丸がかすっていったけど致命傷にはなっていないからまだ全然動ける。
「もっと見せろよ絶望の顔をよお！！さっきのお前の顔傑作だったんだけどなあ！？」
「......あの時の顔が本物だと思ったんならお前は私を甘く見すぎてる」
今度はあいつから舌打ちが聞こえた。
構わず一発、二発と打ったけど当たらない。
...やばい、そろそろ決めないと...。嫌な予感がする。
しっかりと狙いを定めて心臓の位置を打つように構えて、そのまま少し右へずらして撃った。
こいつは案の定左へズレて避けていった。
そこへ、叩き込む。
大きな金属音がしたけど死角になって見えなかった。
「...っあー。マジかよ...これで決まんないとかもう終わりだろ俺ら」
「何外してんのよキヨ！一発で決めてくれる！？」
「...お前、何で生きてる」
驚愕の表情を浮かべたけど、本当にキヨを倒したとでも思ってたのか。
キヨは頭はボッサボサで顔も少し擦り傷が出来ていたけど、それだけだった。
少なくとも血何てどこにも見つからない。
つまりは血糊だ。普通に武器部屋にあった。
それにしても結構な手応えを感じたんだけど咄嗟にこいつはシールドを作ったらしい。
最初からそうしとけよって思ったけどそうもいかない事情があるんだろう。知らないけど。
「...まあ、私達が揃ったんだからなんとかなるでしょ」
「さーて、レトさんから出てってもらおうか？」
ラッキーカラー
あずきいろ
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作者名：ユシア | 作成日時：2019年9月24日 22時
