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いざ、サプライズ2 ページ6

緑くんが最後だったようで、私はドアの前まで移動する

耳をすませると中の会話がぼんやりと聞こえてくる。

「…というわけで3周年というわけですけど…」

「…なにする?」

「やっぱ歌ってみたとか…」

「去年と違う事もしたくない?」

などみんな、話し合いに夢中だ。そんな時、1人が切り出した。

「…Aは今年も出ないかなぁ…。」

私は体を震わせる。
多分、声的にドーラかなー。それを聞いて、みんなは口々に言い出した。
「何してんだろうなぁ」「一緒に出来たらいいんだけど…」「連絡も来ないしほんとに大丈夫かな。」「会いたいよ〜…」

完全に話題は私の事になっていて、マネージャーも少し焦っている様子だ。

嬉しいなあ。みんな、覚えててくれたんだ。
ちゃんと、連絡すれば良かったなぁ…。

もう話が進まないと感じたのか、予定より早くマネージャーは私の話に入る。

「…実はですね。今回の記念企画には、もう1人ご参加頂けるみたいで…今いらっしゃってるんですけど…。」

この流れで言ったら確実に私だって分かるじゃん!という文句は置いておいて、私もこんなに待ってくれてたみんなに、早く会いたい。

LINE画面には「入って来てください」というメッセージが入っていた。

やばい、泣いちゃうなあ。

私は目をこすって、ドアを勢いよく開ける。そして、なるべく明るい声で、久しぶりにあの挨拶をした。


『みんなぁ!こんがり!久しぶり!!!!』


……沈黙が続く。
……え …無視ですか?流石に悲しいんですけど…。
会議室の中は一瞬、時が止まったように感じた。


「…A?」


築くんが呟く。私はそれに『そうだよ。久しぶり。』と返した。
中々状況を飲み込めていないのか、みんなは動きを止めたままだ。

が、次の瞬間みんなの目から涙がこぼれ落ちる。


『え!なんでみんな泣くの!?ごめんって!!』


「だって、何で連絡してくれなかったの!」


桃ちゃんが怒ったように言う。でも、顔は笑っていた。
みんなもその言葉に同意して頷く。


『いやぁ、色々あったんだよ。今から話すからさ、聞いてくれる?』


みんなが頷くのを見て、私はとりあえず椅子に座る。
そして、今までの話をした。

いざ、サプライズ3→←いざ、サプライズ



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siuuuu(プロフ) - 更新ほんと有難うございます!作者さんの環境に合わせて無理しない程度に頑張ってください、これからも応援しています‼ (2022年1月4日 17時) (レス) @page15 id: 5422783ead (このIDを非表示/違反報告)
みかんゼリー(プロフ) - ……ひそかながら、チラチラと見に来て、、更新されてないかなと楽しみにしていました!……。更新されるのであれば、楽しみに待ってます!! (2022年1月3日 23時) (レス) id: aa26bee9dd (このIDを非表示/違反報告)
幽月妖魔 - 続きがみたいです... (2021年8月3日 10時) (レス) id: 58e7ba3dde (このIDを非表示/違反報告)
- あ…(死亡)んゆ…スキデス… (2021年6月29日 17時) (レス) id: d04a74515a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:仁乃 | 作成日時:2021年6月5日 21時

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