あの配信してないSEEDs一期生、どうなったの？【2434】

いよいよ配信開始 ページ11

緑くんに桃ちゃんにチャイチャイ、あ、葛葉さんに星川さん…。
読んでいる間にも通知は止まらない。

話した事のない、私の後にデビューしたライバーさんも沢山送って来てくれた。

「頑張れ」「応援してます！」「見てるよ」「大丈夫だよ。」

その言葉に、私は勇気付けられ、パソコンの前に座った。配信開始まで、残り1分を切っている。
私はギリギリまで、みんなからのメッセージを読んでいた。返事は後で返そう…。

…あ、20:00だ…。
私は配信をつける。まだ待機画面だ。


説明、謝罪、これからについて。【篝A】
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チャット

○Aまだかな
○Aまだかな
○Aまだかな〜
○復活おめでとう、まだかな
○Aまだかな
○復活おめでとうございます。
○Aまだかな。

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チャットでは、そんな沢山のコメントが流れ出した。
凄い、まだ「Aまだかな」の挨拶を覚えててくれる人がいるんだ。

私は大きく深呼吸をした。
きっと、大丈夫。私には、みんながいる。

そう言い聞かせて、配信画面を切り替え、ミュートを解除した。

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『皆さん、こんがり！お久しぶりです。』

○こんがり！
○きちゃ！！？
○久しぶり！こんがり！
○嬉しい、泣きそう
○復活おめでとう！
○こんがり
○こんがり〜

『みんな久しぶり、復活おめでとう、ありがとう〜！僕も戻ってこれて嬉しい。』

『みんな待っててくれてありがとね。』

○笑顔可愛い
○許す
○何で配信してなかったの？
○すき
○戻って来てくれてありがとう

『何で配信してなかったの？うん、今日はそれを話すつもりなんだよね。…えーと、ちょっと長くなっちゃいそうだから、ちゃんと伝えれるようにメモを読みながらになるんだけど…いいかな。』

○いいよ
○全然いいよ
○うん
○大丈夫
○うん
○うん

『ありがとう。じゃあまず、さっきも言ったけどずっと待っててくれてありがとう。』

『えっと、僕は配信をしなかったのではなく、出来ない環境にいました。』

○というと？
○できなかった？
○なんで？
○そうなんだ

『んー、結論から言っちゃおうかな。初配信後に事故に遭って、ずっと入院してたんです。』

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