にじゅーに。 ページ23
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▼ カカシside ▼
本越しに見えるはナルトと、急に現れたA。先程まで、彼女の気配を消す力であまり細かい場所は特定出来ていなかった。だから、好都合と言えば好都合なのかも知れないが…。
ｶｶｼ｢彼女は結構、厄介だからなぁ…｣
さっきの、試験開始前の彼女の動き。少し見ただけだからまだ何とも言えないが、彼女はきっと下忍レベル以上の力を兼ね備えている。
…それほど、三代目や特別上忍の皆様が手厚く育てたって事なのか。
ﾅﾙﾄ｢おっ、俺は別に女に助けて貰わなくてもいいってばよ！｣
｢………はぁ！？派手にやられといてよく言うよ！｣
んで、何故か2人は俺の前で言い合いを始めてしまっていた。
ﾅﾙﾄ｢俺ってば！火影になるんだから、1人でも行けるんだってばよ！｣
｢…いやいや…、どう考えても1人よりは2人のがいいでしょ。ほら、早く作戦考えよーよ。
まあ、面倒だったらナルトの動きに私が合わせるだけでもいいから…｣
ﾅﾙﾄ｢だからっ！んなの要らねーってばよ！｣
ｶｶｼ｢ハァ……｣
Aは兎も角、ナルトは駄目だな。
1人で突っ走るだけ。
そう、思った矢先だった。彼等の背後にある川から、沢山のナルトの分身が飛び出して来たのは。
いや…これは影分身か。
｢影分身…｣
ﾅﾙﾄ｢これで！別に、Aの助けなんていらねーってばよ！｣
そう、大見得を切るナルトだが。そんな術で、俺をやれるほど甘い訳が無いでしょ。
｢…ったく…全っぜん聞かないんだからっ…｣
そう言ったAは、こちらを向いて印を結んだ。
あの印は。
｢多重影分身の術っ｣
彼女がそう言えば、2人の周りには多くのAの影分身が現れた。それはナルトの分身の２倍、３倍、…それ以上か…。
ﾅﾙﾄ｢だっ！いらねーって言ってんじゃねーか！｣
｢“いらねー”って言われても、勝手にやるってーの！｣
2人がそう叫べば、彼女達の分身達は俺に向かって一斉に走り出してきた。ナルトだけなら余裕だと思ったが、この数はちとキツいか…。
そう思って、本を腰の忍具袋に直そうとした、その時だった。
ードン!!
背中に何か衝撃が走る。いや、誰かが俺を後ろから拘束して…！
後ろを振り向けば、そこにはナルトの影分身が居たのだった。
ﾅﾙﾄ｢忍者ってのは後ろ取られちゃダメなんだろ…。
カカシ先生ってばよォ！｣
その時見えた本体のAの顔は、とても楽しそうに微笑んでいた。あの子…ナルトの考え、全部、分かって…。
(続く)
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カカシ先生尊い - とても面白いです！ 続き楽しみにしてます！頑張ってください (2022年11月17日 20時) (
レス) @page25 id: 18092cdeea (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 面白いです！！応援しています！ (2022年4月24日 22時) (レス) @page25 id: a32747b1ee (このIDを非表示/違反報告)
晏昊 - 久しぶりにNARUTOの作品をあさってたのですが…スッゴク好きです！続きがめちゃくちゃ気になって夜しか眠れません！ 頑張ってください!! (2022年4月12日 0時) (レス) @page25 id: 92be24dccc (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - わー...！！面白いです！！！是非続きお待ちしてます！ (2020年4月3日 3時) (レス) id: 6b76715b64 (このIDを非表示/違反報告)
陽葵(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます(^^)シカマルは推しなので、ついつい贔屓目に絡ませてしまいますがお気に召して頂けてなによりです。これからもあまり更新は早い方では無いですが、この小説をよろしくお願いします(^^) (2019年10月15日 3時) (レス) id: 0cae7a153a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽葵 | 作成日時：2019年1月21日 16時
