にじゅー。 ページ21
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▽ 主side ▽
サクラ「でも!危ないわよ、先生!」
ナルト「そうそう!黒板消しも良けれねーほどドンくせーのに!
本当に殺しちまうってばよ!」
と、私が思ってた事を半分くらいナルトが言ってくれた。ものの、別にたかがアカデミー如きを卒業したばっかりの子達に殺されるわけは無いんだけどな。
一応、上忍な訳でしょ、先生。
カカシ「世間じゃさぁ、実力のない奴に限って吠えたがる…。
ま、ドベはほっといてよーいドンの合図で…」
その言葉を聞いた瞬間、私の隣に居るナルトが動き出したのが分かった。クナイをホルダーから取り出して、先生に向けて構える。
そして、それを見たカカシ先生がこっち側に飛んでくるのが気配で分かった。
「バカ…」
私も、先生と同じ様に動く。先生が、ナルトの背後に立つのを見て、私も先生の背後に立った。彼はナルトの手を掴み彼の持つクナイをナルトに向けると同時に、新しいクナイを取り出して背後に立つ私の方にもそれを向ける。
私は、彼のそのクナイに自分のクナイを擦り付けた。
その間、1秒程。
ナルト・サスケ・サクラ「っ!?」
カカシ「そう慌てんなよ。
まだスタートは言ってないだろ。
…にしても、」
先生はそう言って、私の目を見る。
あ、今凄い笑った。
カカシ「…凄い殺気だねぇ」
「殺すつもりで、行くんで」
私はそう言って、彼に微笑み返した。
久しぶりの、殺し合いとも言える様な戦いに、血がざわつき出してるのが分かる。こうなると、もう、自分じゃ止められない。
カカシ「…Aのそういう所、結構好きだなぁ。
ま、でも。他の奴らも、俺を殺す気で来てくれるみたいだし。
やっと、お前らの事全員、好きになれそうな気がするよ…」
そう言う彼の言葉に、周りを見れば3人ともまだ優しくはあるもののかなりの殺気を先生に向けていた。
其れは裏を返せば、先生の強さを認めたって事で。
なんだか、カカシ先生もある意味単純な人なのかなぁって思ったりした。
カカシ「…じゃ、始めるぞ!
よーい」
カカシ「スタート!!!」
その合図と共に、私達は散り散りになった。
サクラは草むらの影、サスケと私は木の葉の影に隠れた。
うん、普通はこういうのって、身を隠して相手のスキをつくのが基本なんだけど。
ナルト「いざ、尋常に 勝〜〜〜〜〜負!!!!」
「本物の馬鹿じゃん…ナルト」
彼は隠れるどころか、カカシ先生の目の前に仁王立ちしていたのであった。
(続く)
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カカシ先生尊い - とても面白いです! 続き楽しみにしてます!頑張ってください (2022年11月17日 20時) (レス) @page25 id: 18092cdeea (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 面白いです!!応援しています! (2022年4月24日 22時) (レス) @page25 id: a32747b1ee (このIDを非表示/違反報告)
晏昊 - 久しぶりにNARUTOの作品をあさってたのですが…スッゴク好きです!続きがめちゃくちゃ気になって夜しか眠れません! 頑張ってください!! (2022年4月12日 0時) (レス) @page25 id: 92be24dccc (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - わー...!!面白いです!!!是非続きお待ちしてます! (2020年4月3日 3時) (レス) id: 6b76715b64 (このIDを非表示/違反報告)
陽葵(プロフ) - 蘭さん» コメントありがとうございます(^^)シカマルは推しなので、ついつい贔屓目に絡ませてしまいますがお気に召して頂けてなによりです。これからもあまり更新は早い方では無いですが、この小説をよろしくお願いします(^^) (2019年10月15日 3時) (レス) id: 0cae7a153a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:陽葵 | 作成日時:2019年1月21日 16時