（４．５）ー ページ8
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▽ 主side ▽
｢…カルマと遊んでるのバレちゃってさぁ。
絡んできた人達殴っちゃったら、たまたまそこに担任が居て…。｣
浅野｢嘘つくな。
Aがそんなヘマをしない事は知ってる。｣
｢………。｣
そうだよねぇー。
それくらい嘘だってバレちゃうよねー。
でもさ、国家機密の担任を殺す為に来たとか、いえるわけないんですよー…。
｢…理事長に頼み込んだんだ。
私がE組の統率を図るから、E組に落としてくれって。｣
きっと、コレが、真実に1番近い嘘。
真実は何があっても彼に伝えられない。
…だから、彼にはこうやって真実っぽい嘘をつくしかないんだ。
浅野｢どうしてAがそんな事をする必要があるっ!?
E組は外部受験でまた入り直さなきゃいけないんだ!!そんな事やって、Aの成績が落ちでもしたらっ…｣
｢私がそんな事で成績落ちないって知ってるでしょ？｣
浅野｢…っ。｣
｢学秀は、本校舎を上から仕切る。
私はE組を下から支える。
そうすれば、最高の学校になると思わない…？｣
私がそう言うと、彼は何も言い返さなかった。
悔しそうな顔で、私の顔を睨んでいる。
数秒して、彼は私の手を離し、私の上からも身体を退けてくれた。取り敢えず、納得はした、という事でいいんだろうか。
浅野｢…僕は認めない。｣
｢え…。｣
浅野｢Aが自分の身を犠牲にする程の価値が、あのボロ校舎にあるとは思えない。｣
彼は立ち上がると、自分の身体から砂埃を叩きながらそう言った。
取り敢えず私も地べたに横になったままで居る訳にはいかないので、ゆっくりと体制を起き上がらせる。
浅野｢…それに。｣
｢ん？｣
浅野｢…兎に角、僕は君が本校舎に戻れるよう理事長に話をつけておく。
どんな理由があっても、AはE組なんかに居るべきではない。｣
｢…。｣
私は特に何も言い返さなかった。
私に頼み込んでこのクラスに落としたのは理事長本人だ。そんな彼に願ったとしても、断られて終わりだ。
学秀は下に落とした鞄を拾い上げて、私に背を向けて歩き出してしまった。こうやって何も言わない時は、別々に帰りたいという彼の意思表示だ。
ホント、相変わらずだ。
まぁ、私も暫くしたら帰ろう。
一時は学秀と話せなくなっても仕方ない。
地球の危機に比べたら、
そのくらいどうって事ない。
(続く)
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yuna(プロフ) - コメント失礼します！読みやすく、一気に読んでしまいました！更新されるの待ってます！ (8月15日 18時) (
レス) id: 86e0cf33e7 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月16日 16時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
蒼空 - 今日見たんですが、私にはこんなに上手く書けないので尊敬します！続き楽しみにしてます！無理のない程度で更新してくれると嬉しいです(◍´︶`◍) (2022年1月16日 22時) (レス) @page34 id: 2eee57ed36 (このIDを非表示/違反報告)
シロチャロ(プロフ) - 作者さん生きてますかー？？？！！！生きてたらまた小説更新しでぐださい゛（泣）お願いしますぅぅ！！！ (2021年1月16日 11時) (レス) id: 56d67e8690 (このIDを非表示/違反報告)
lee2525(プロフ) - 続きが見たいです！この作品も更新してもらえれば嬉しいです！ (2020年5月18日 15時) (レス) id: 56ee837b6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽葵 | 作成日時：2018年11月24日 14時
