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そうして、暗殺のターゲット兼私達の担任の自己紹介も終わると同時に又もやボロ校舎にチャイムが鳴り響いた。
烏間「取り敢えず、今日の所はこれで失礼する。
君達の安全は、防衛省、そして俺が保証する。勿論、一応このタコも。
…健闘を祈る。」
烏間さん率いる防衛省の人達は、そう言って私達の前から去ってしまった。
私達E組に、ゴム製のナイフと、BB弾が仕込まれた拳銃を手渡して。
ターゲット「では、時間にもなったことですし、今日のHR並びに授業はここまでとします。
明日も遅刻せずに、先生に元気な顔を見せてくださいね。
えー、日直はまだ初日で居ないはずですので…。そうですね、では鈴谷(ｽｽﾞﾔ)さん、お願いします。」
ほぇ、もうクラスメイトの顔と名前を覚えてるんだ。
割と教師の仕事はちゃんとするつもりなんだ。
「はーい。
んじゃ、きりーつ。」
私がそう言えば、皆はバラバラでありつつも、キチンと席を立ってくれた。
こういう所はやっぱり、名門校だな、と思う。
流石のE組だとしても。
「気を付けー。
礼っ。」
「「「…あ、ありがとうございました。」」」
ターゲット「うんうん。」
何故かそうして挨拶をする私達を見るターゲットの顔は嬉しそうだ。
目が少しだけ垂れているのが、そう思った要因。
ふーん、一応表情はあるんだ。
…おっと、そう言えばココには転入生も来てるんだっけ。挨拶しなきゃ。
えーっと、確か茅野ちゃんっていう子なんだけど。
そうして周りを見渡せば教室の窓際の席で、渚君と話をしている女の子が1人。見たことの無い子だ。緑色の髪を二つ結びにして、前に垂らしてまるで猫科の耳みたいになっている。
私は鞄を手に持って、彼女の元に歩み寄った。
先に私に気付いたのは渚君だった。
少し彼が足を引いたのがわかる。
「初めまして、茅野ちゃん。
転入生だよね？」
茅野「うんっ。
えーっと、さっき号令を掛けていた、鈴谷さん、だっけ？」
「うん、そだよ。
鈴谷 A。
よろしくね。」
私がそう微笑めば彼女は笑顔を返してくれた。『よろしく』という言葉と共に。
うん、顔を少し赤らめている点以外に気になる所はないし、普通の転入生だろう。…多分。
…いや、本当は気になる所は多々ある。
転入生がどうしてE組に突然来ているのだ、とか。
どうして、渚君の髪型がこの子と同じ様になっているのだろうか、とか。
「…渚君。」
(３．５へ続く)
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yuna(プロフ) - コメント失礼します！読みやすく、一気に読んでしまいました！更新されるの待ってます！ (8月15日 18時) (
レス) id: 86e0cf33e7 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月16日 16時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
蒼空 - 今日見たんですが、私にはこんなに上手く書けないので尊敬します！続き楽しみにしてます！無理のない程度で更新してくれると嬉しいです(◍´︶`◍) (2022年1月16日 22時) (レス) @page34 id: 2eee57ed36 (このIDを非表示/違反報告)
シロチャロ(プロフ) - 作者さん生きてますかー？？？！！！生きてたらまた小説更新しでぐださい゛（泣）お願いしますぅぅ！！！ (2021年1月16日 11時) (レス) id: 56d67e8690 (このIDを非表示/違反報告)
lee2525(プロフ) - 続きが見たいです！この作品も更新してもらえれば嬉しいです！ (2020年5月18日 15時) (レス) id: 56ee837b6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽葵 | 作成日時：2018年11月24日 14時
