私の彼氏さん (短編集1)

おやすみ(宮野真守) ページ10

「一緒に寝ようよ？」


そう言い始めたのは世界で今人気を集めている声優
「 宮野真守 」


身長差おおよそ 30cm。
長い定規が私と彼の間に入ってしまう。


『……なんで急に？』

「このごろ あんま寝れてなくて、」







そういう マモの目の下は隈で黒くなっていた。
ライブ 、CD収録 、 アフレコ、イベント



寝ている時間などないぐらい彼は動いていた
そして、明日はやっととれたOFFだという。



人気になっていくうちに、私とも会う時間も減った
一緒に住んでいるとは言ってもほとんどすれ違いで




『私 寝相悪いよ』

「え 〜 ？ 初耳だな 笑」



からかうように笑ったのを見て、彼のベットに腰掛ける





「……ふふ、おいで？ 。」



甘い言葉で囁かれれば もう 従うしかなくて


『…… うん 』



彼の胸に飛び込んだ。






「A、ちっちゃい。俺の腕に収まってる」

『マモが、大きいんでしょ。』



布団の中で言い合う。
寝ると言えど距離は近くて。



「寂しかった？」


『うん、』



「1人にして ごめんね 」


『大丈夫 、』




彼の体温が感じられるほどの近くにいるのが何日ぶりか
そんなの もうどうでもよかった。




『まも、』


「ん 〜 、？」



『…… なんでもない』




ただ 抱きしめられていることに幸せを感じていたくて
ずっと このままいたくて




「A、 好きだよ 。」


『ありがとう 、』



顔を上げれば優しく微笑んでいて、


「寝よっか、」


『ん、 おやすみ 』







今夜はいい夢を見れることでしょう…… 。








✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄


マモとのイチャつき、というリクエストでした！
ちゃんとできていたか心配、笑笑

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