私の彼氏さん (短編集1)

匂いが気になる(ノブグナル) ページ35

リクエストをいただきました！
お題は ノブグナルで｢嫉妬｣


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私は、岡本信彦という声優のマネージャーをしているが

時々彼の洗濯を頼まれることがある。



｢A〜。洗濯頼んだ〜。｣


『え〜？！また？？』


移動中の車で欠伸をしながら私にすがりつく岡本信彦。通所、のぶ。



｢だってぇ〜。アフレコでしょ？レコーディングでしょ？家に帰る時間ないし〜！！｣



昔からではあるが、近年は本当に仕事が増え続けて

深夜まで仕事かビッシリということも多い。




『わかったわかった、、のぶがレコーディングしてる間抜けてやってくる。』



｢本当に？？ありがとう〜。｣




お前は本当に担当声優に甘い！と上司に昔怒られたことを思い出す。


甘いっちゃ甘いけど…。
それ以上に頑張って欲しいからってのもあるんだよね〜。





そう思いつつ、レコーディングスタジオに車を運転する私であった。




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｢お疲れ様で〜す。｣


そして時は過ぎ、彼の自宅に洗濯をしに行き
今やっと終わってスタジオに着いた。


スタッフさんに挨拶をし、
のぶがいる控え室に向かう。





〜





『のぶ〜？洗濯してきたよ、？？』



おそるおそるノックをしながら扉を開ける。

どうやら今日はのぶだけじゃないらしい。




｢A〜！ありがとう！！！｣




｢お〜！！A！久しぶり！！！！｣



次々に飛び交う言葉に戸惑うAである。




『え？あれ、？？ Trignalさん？？』


｢そう！今日、ノブクナルの録音も一緒にしちゃうらしい！｣



それはいつもお世話になってるレーベルの違うグループのみんながいたこと。

どうやら、急に録音が増えたらしい。



｢A、めっちゃ久しぶりじゃん〜。｣


『えっっっ、わっ、、?!』



予定を確認しようとスマホに目を向けた途端
耳元で急に声がしたと思うと、後ろに気配を感じた。



『り、良平さん、?! 』


そしてそのまま後ろに引っ張られて
後ろから抱きしめられた。


この人ボディタッチ激しいんだよね…。
心臓もたないから辞めて欲しいのに…。



やめてください、と言おうとした時だった。


急に良平さんが、私の衣服に鼻を近づけて
匂いを嗅いだ。













｢あれ、、、？？｣







そう、キョトンとした声をしながら
彼は言った。








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｢なんでAから信の匂いがするの？｣

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