私の彼氏さん (短編集1)

危ないんだから。(蒼井翔太) ページ34

ｶﾞﾀﾝｶﾞﾀﾝｶﾞﾀﾝ . . . .


電車なうなのです。

今日は、彼氏とのデートのために電車で移動しております。


もちろん、彼氏も一緒です。




｢A？大丈夫？｣


『うん、大丈夫だよ。ありがとう、翔太』


蒼井翔太、 色々ハイスペックな彼は
いつも忙しくはたらく人気声優です。


今日は一緒に海に行こうと誘われ、隣にいるのですが…。


『座れないと辛いね〜、、』


そう、夏休みということもあり
電車内は人が多め。


｢も〜！！だから、さっき座りなって言ったのに！！｣


数分前、席が空いたので翔太が座って良いよと譲ってくれたのだが、、


『だって…1人で座るの嫌だもん。』

こんな人が多い中の電車、
もし離れてしまったらはぐれてしまうかもしれない…。

そう思った私は ほかの人に席を譲ってしまった。



『それに…、翔太は1人にしたら危ないんだから！！』


少し怒りながら言う。

この間もなにかのラジオで痴漢にあったって言うのを聞いた。

彼女の私からしたら心配しかなくて。



｢は〜？？俺だってちゃんと自分のこと守れるからね？？？｣


ぷぅ、と頬をふくらませて拗ねた翔太。

可愛いんだか、かっこいいんだか…。


まあ、俺っていう一人称はすごい好き。
やっぱ男だなって思うところ。


ふふふ、と彼の好きなところをたくさん発見出来た。



そして油断してしまったのか、
吊革をもっていたはずの指が するりと落ちた



『っわ、！！！！！』


その瞬間、タイミングを待っていたかのように電車がグラリと揺れた。


そして私の視界も宙を舞った。


転ぶ転ぶ転ぶ！！！！

完全にパニック状態になり、目を閉じた。




｢はぁ〜、、、、、｣


暫くして、翔太のため息が耳元で聞こえた。



『し、しょうた、、』


すこしいつもより怒っているように見えた、






.




.



そして、彼は私に顔を近づけ

綺麗な指で私の顎を持ち上げた。







____



『 危ないのはどっちだよ ？ 』



____



いつもより男っ気がダダ漏れの彼は


夏の暑いせいにもできないぐらい


私の身体を暑くさせた。









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電車乗ってたらふと思いつきました(変態)

久しぶりです

季節も変わりましたね。

ちまちま更新するかもしれません。？？

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