私の彼氏さん (短編集1)

料理オンチ(入野自由) ページ11

「A……ってさ、普段何やってんの」

『え？笑笑、家事してるよ。仕事休みの時は』



ふーん、と気のない返事を返すのは同い年の彼氏、
小さい時から子役として活動し、現在は声優と役者で活躍するすごい人なのです。

『急にどうしたの、自由？』

「いや、なんかさ。友達、がたまには家事とか手伝えーって言われて、何してんのかなーって思っただけ」



へへ、とはにかんで私の首に手を回す自由。




『普段は洗濯とか料理かな、今からご飯作るけど』

「えっ？本当に？やるやる〜」


るんるんでキッチンに歩いていく自由。
いつも疲れているのに大丈夫かな、


『え、大丈夫？料理できるの？』

「ん〜できるできる！」


心配なので、私もキッチンに向かう。
そこにはいつも私がしているエプロンをつけている自由の姿。


『何作ってくれんの〜？』

「卵焼き」


そういうと、卵を冷蔵庫から取り出す。
ま、まぁ、そんなドヤ顔で言われても困るんだけど笑笑

『そ、そうね。気をつけて』

「大丈夫、大丈夫、」


心配しつつも後ろから見守る









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『ちょ、卵は包丁で切らない！』


『え、嘘でしょ、まって殻入ってる！』


『自由、料理オンチ？！』





危ない……本当に。


「あ〜、できない！Aやって〜！」


「なんか……ごめんね、逆にAの、邪魔しちゃったかも」


さっきまでの元気とは違って、完全にしょげてしまった自由。


『ありがとう、自由。家事はできること頼むからね。』


それでも私の心配をして手伝ってくれたことに感謝して。


「うん、わかった。」

「A、大好き」


そう言えば。また元気よく私に抱きついてくる自由。
そんな、おちゃめな姿な彼氏も大好きで。








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こちらは、リクエストの多かった
「入野自由との料理、とイチャイチャ」です！


うまく出来てたかな。

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