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「え、乗せてくれるの？ラッキー。」
「待ておまえどうやって帰るつもりだったんだ。」
「え？ほらここ小高いから氷の滑り台でも作って滑ろうかと…。」
ソリドになんとも言えない顔をされました。
何でだ。
先程大人数を手当した直後だったので魔力量に不安はあったが何とか傷は治せた。
ただ、痺れまでは取れなかったのでどうやって戻ろうかと思っていたのだが、ソリドが一緒に乗せてくれるらしい。
水の鷲で飛べるなんて気分爽快になれそう。
「今回だけだ、次はねぇぞ。」
「ひゃっほー！一生に一度？楽しまなきゃ！」
「………落ちんなよ…。」
わぁすっごく渋い顔されちゃった。
目つき悪いんだから威圧がすごいよ！
ふわりと飛び上がって優雅な空の旅が…始まらなかった。
「え！？早っ!!こわっ！」
「怖いってんなら何で両手を上げてるんだよ!!馬鹿かおまえは！」
「スリルーー！」
これなら瞬く間についちゃうな。
さすが王族、移動手段も豪気だわ。
「で、内通者は。」
「んーと。私の治療を受けてて、襲撃された時間に治療部屋に居なくて、かつ健脚な人かな？多分魔力は平民くらいで、ここ数ヶ月以内くらいでここに配属されたか、雇われた人。これだけ絞れば1発ビンゴいけるでしょ！」
「…根拠を教えろ。」
「私が回復したのは施設内とソリドにだけ。でも施設内で治療した人は非戦闘員しかいないし、魔力量が多い人はほぼ居なかった。2、3日しか滞在しない私達の魔法まで知らないはずなのに私を狙ったのなら実際大人数を治療してたの見てたんだと思う。」
恐らく、自分も被害に遭う事で内通者が居ると発覚しても目を欺くために。
浅いなぁ。
「ソリドが居た場所までは結構距離あるけど、魔法を使って移動してきたらさすがにこっちも気付くでしょ？歩いてきたんだと思う。でも撃った位置よりもっといい場所があったハズなのにそうはしなかったから、そんなに地形に詳しくなさそうだなって。」
推測の域を出ていない。
しかし自信はある。
私の言葉を聞いたソリドは少し考えて、鷲から飛び降りる。
いつの間にか到着していたようだ。
「A。」
「なに？」
「キレんなよ。」
「え？」
瞬間、目の前がブラックアウトした。
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緋毬(プロフ) - ロロクスさん» ありがとうございます！今の所コンスタントに更新できてるので今後も続けていきますね(*`･ω･)ゞ (2019年4月12日 21時) (
レス) id: ef0ebcf362 (このIDを非表示/違反報告)
ロロクス - とても面白いです！次の展開が気になります！更新頑張って下さい！！ (2019年4月12日 19時) (レス) id: 975f0eb9b3 (このIDを非表示/違反報告)
緋毬(プロフ) - メリアさん» ようやく自覚する所までこぎつけました…！これから…どうしましょうね！（笑）流れに任せます！！ (2019年4月11日 20時) (レス) id: ef0ebcf362 (このIDを非表示/違反報告)
メリア - ノ、ノゼルが恋....！初恋でしょうか？これからの展開が楽しみです！ (2019年4月11日 20時) (レス) id: edc4abbf43 (このIDを非表示/違反報告)
緋毬(プロフ) - メリアさん» 感想ありがとうございます！励みになります♪ ノゼルさんはきっと照れると目を合わせてくれなくなります（笑） (2019年4月10日 15時) (レス) id: ef0ebcf362 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋毬 | 作成日時：2019年4月5日 7時
