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ギャラリー多数にレオの声量。
あぁ…来るんじゃなかった、なんて後悔した所で最早遅い。
しかしながらここで否定しようものなら、もしそれが誰とも知れぬお相手の耳に入ってしまったなら。
(それは避けたい…でも、レオの誤解は解かないと…)
「レ……レオ、今から団長の所で説明するから…一緒に来てくれる？」
「俺は反対だ！Aが居なくなるのは嫌だ！Aの氷魔法での手当を気に入ってるのだ、結婚するなA‼」
氷水作って頭冷やせとぶっかけたくなったのは、私にも余裕がなかったからだと思う、うん。
ギューっと抱きつきながら嫌だ嫌だと言うようにグリグリ頭を擦りつけてくる。
その様は獅子というよりはまるで猫、げふんげふん。
さながら再婚を嫌がる息子…？
こんなデカい息子産んだ覚えはないが。
「レオ…、落ち着いて。詳しい事は団長の部屋で説明するか「そうだ‼兄上か俺と結婚すればいい!!!A！そうと決まれば早く兄上の所へ‼」
(え。)
「さぁ！行くぞA‼」
「ちょ、ちょっと待ってレオ⁉力強っ、待って待って引っ張らなくても行くから‼」
「おお！Aも乗り気なのだな！幸先良い事だ！」
「違、レオ‼」
全く話を聞かないレオに引き摺られるように団長の執務室へ向かう私を尻目に、一瞬置いて聞こえたギャラリーからの大きなどよめき。
頭を抱えて蹲りたくなった。
片手を引きながら意気揚々と歩くレオに負けて、そうはさせてくれなかったが。
バンッ
「兄上ェェ‼」
「し、失礼します………。」
ノックすらせず勢い良く扉を開け放つレオ。
突然の事に驚いたのか、団長は軽く目を見開いていた。
「レオ、部屋へはノックをしてからとあれ程…。」
「兄上！それどころではないのです！火急の要件だったのでお叱りは後で受けます‼」
メラメラギラギラ。
いやだ、若い勢いって怖い。
火急の要件と聞いて、団長も耳を傾けるつもりのようだ。
ごめんなさい団長、割と多分どうでもいい系の要件です。
「聞こう。」
「ありがとうございます‼兄上、今すぐAと結婚してください!!!」
言っちゃった。
言っちゃったよこの子。
ん？いや待てさっきはレオと団長と2択じゃなかった？いつの間に団長確定したの。
これはまたチョップが飛んできそうだと思って団長の方を見ると、何故か顎に手を添え思案顔の団長。
「だ、団長…その事でひとつご報告が……。」
「何だ？」
「あの、私…結婚したくありません。」
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緋毬(プロフ) - まゆさん» 感想ありがとうございます！今の所いい勝負なのでまだどっちに転ぶかわかりませんね…（笑）私も書いてて楽しいです(*´艸｀*) (2019年4月7日 17時) (
レス) id: ef0ebcf362 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - はじめまして！私はフエゴレオン様が大好きなので、ぜひそっちとまとまって欲しいです。あぁ……でも嫉妬するフエゴレオン様も見てみたい……(///∇///)ゞ (2019年4月7日 14時) (レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
緋毬(プロフ) - ありがとうございますヾ(*´∇`*)ﾉ頑張ります！ (2019年4月4日 17時) (レス) id: ef0ebcf362 (このIDを非表示/違反報告)
ジャンプ - 面白かったよ (2019年4月4日 16時) (レス) id: ea5f79410c (このIDを非表示/違反報告)
緋毬(プロフ) - ありがとうございます、今の所いい具合に進められているので、頑張って走ります(*`･ω･)ゞ (2019年4月4日 9時) (レス) id: ef0ebcf362 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋毬 | 作成日時：2019年3月31日 23時
