結婚願望 ページ2
私自身、自己評価は中の上。
まぁ悪くはないはず、そう信じてる←
家柄的にもそんな感じなのだが、如何せんうちの親は奔放で自由なのでここ数年単位で対面していない。
そんな中、お世話になっている叔母夫婦は子に恵まれなかった事もあってか私を非常に可愛がってくれているのだ。
何なら親より溺愛されている気がする。
自覚はある。
だからこそ、私はいい姪であったと思う。
それがまさかこんな事になるとは………。
「ほんっと叔父さんはなんて事を…。」
「まぁ今に始まった事じゃないけどね。ごめんなさいね、私が付いて行っていればよかったんだけど…。」
「いえ、叔母さんのせいじゃないです…。」
そう、今までにも何度かこういう事はあった。
上流貴族で育った叔父さんはパーティーのような華やかな場が好きで、よく顔を出している。
対して叔母さんはどちらかというと会場でも挨拶が終わればそっと端で大人しい気質のマダム達と歓談する程度で、そもそも行かない事もしばしば。
そんな中、口が軽くなるほろ酔いの時に叔父さんは私と叔母さんの事をここぞとばかりに自慢する。
そしてふいに縁談が舞い込むことも何度かあったのだ。
「今までは家の格を上げたいだとか、騎士団の嫁を迎えて威張りたいだとか下心のありそうな方が多かったけど今回は……。」
「こちらからお断りするのも…ねぇ……。」
今までに何度かあったお話は、幸いこちらの家が格上であったが為に難なく断ってこれた。
しかし今回ばかりはそうはいかない。
「相手が王族だという以外覚えてないとか、叔父さんホント。それなのに日時はバッチリ覚えてるとか何なのもう！」
「やっぱり一回殴っとく？」
にっこり物騒な事を言う叔母さん。
いっそ、すっぽかして叔父さんに恥をかかせたいような気にもなってくるが、もしそんな事して不敬罪で裁かれたりなんかしたら目も当てられない。
しかし幸いな事に王族の子息となると相手は限られてくる上に、その大体が仕事上での面識はある。
こっそり相手から断ってくれる様に頼み込む。
それしかない。
(だって私は家庭に収まるつもりなんてないもの…！)
しかも王族なんてしがらみが多そうな家なんてまっぴらごめんである。
(よし、そうしよう。きっと相手だってわかってくれるはず！)
にしても、相手は一体誰なんだ。
一抹の不安を覚えつつ、固まった方針を胸に秘めて2日後の自分の幸運を祈るのであった。
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緋毬(プロフ) - まゆさん» 感想ありがとうございます！今の所いい勝負なのでまだどっちに転ぶかわかりませんね…（笑）私も書いてて楽しいです(*´艸｀*) (2019年4月7日 17時) (
レス) id: ef0ebcf362 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - はじめまして！私はフエゴレオン様が大好きなので、ぜひそっちとまとまって欲しいです。あぁ……でも嫉妬するフエゴレオン様も見てみたい……(///∇///)ゞ (2019年4月7日 14時) (レス) id: 8902c85bfe (このIDを非表示/違反報告)
緋毬(プロフ) - ありがとうございますヾ(*´∇`*)ﾉ頑張ります！ (2019年4月4日 17時) (レス) id: ef0ebcf362 (このIDを非表示/違反報告)
ジャンプ - 面白かったよ (2019年4月4日 16時) (レス) id: ea5f79410c (このIDを非表示/違反報告)
緋毬(プロフ) - ありがとうございます、今の所いい具合に進められているので、頑張って走ります(*`･ω･)ゞ (2019年4月4日 9時) (レス) id: ef0ebcf362 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋毬 | 作成日時：2019年3月31日 23時
