二十話 ページ22
おそ松side
松代「おそ松、Aちゃんたち呼んできてくれない？そろそろ夕ご飯にしたいの」
お「へーい」
俺が居間から顔を出してみると、廊下の曲がり角に一松の背中が見えた。Aの声が少し聞こえたから、Aもいるんだろうな。
お「おーい！お前ら〜！飯〜！」
一松が走って居間に入ってきた。ちらっと見えた顔は、とても悲しそうな顔をしていた。
貴「…おそ松兄さん…」
Aはこっちに来ずに、俺を呼ぶ。
Aの顔が暗いし、一松と何かあったのは確実だな。
お「一松、ほかの松呼んできて。大体場所分かるだろ。」
一「ん。」
一松が出ていったことを確認し、Aを居間に呼ぶ。
お「一松は出て行ったから。何があったかお兄ちゃんに話してみ？」
貴「…私が、六つ子の中の誰かに恋愛感情を抱いているって、言ったよね？」
似たような話はしてたな。
お「そだね」
貴「その…本人に聞かれて…『気持ち悪い』って…」
Aの目から涙がぽろぽろ出てくる。
お「…一松のことだよな？」
貴「…うん…」
俺が「おいで」というと、Aがこっちに来て、俺の胸に顔をうずめてくる。
なぜか、俺の胸がキュッと締め付けられたような気がした。
お「A、一松が好きなんだな？」
貴「……うん…」
お「多分、一松の照れしじゃねーの？脱糞しないだけいいと思うけど」
貴「照れ隠し…か…」
お「多分、そのうち謝ってくるよ。だから泣くな。な？」
貴「泣いてないし…！」
泣きながら言われても説得力無いんだよな…
そうやっているうちに、部屋にトド松が入ってきた。
ト「何やってんの！？」
お「お兄ちゃんやってんの」
貴「トド松にいさーん…」
ト「A暗くない！？どうしたの！？」
貴「…あのあと、フラれちゃった…」
ト「…はぁ！？」
お「でもどうせ照れ隠しだろ〜？」
ト「…そうだといいけど…あの時僕と二人きりだったし、何か誤解してたりしないよね？」
場の空気が固まった。
お「…そ、そんなことはないだろ」
…いや、ありそうだな。あんな悲しそうな表情してたし、Aはトド松が好き、とか勘違いしてそうだな…
ト「…A、また今度一松兄さんと二人きりにしてあげるから、正式に告白しなよ？」
貴「へ！？いやいやいや！無理！また何か言われたら…」
お「A、それは逃げてるだけじゃないの？」
ト「そうだよ？当たって砕けろって言うじゃん！」
貴「砕けたら意味ない気が…」
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七香(プロフ) - Kaylaさん» ありがとうございます！長らく投稿できてなくてほんとうに申し訳ない……！ (2020年10月29日 20時) (
レス) id: 3861232761 (このIDを非表示/違反報告)
Kayla(プロフ) - 好きだわぁ (2020年10月23日 22時) (レス) id: d95ae3be52 (このIDを非表示/違反報告)
七香(プロフ) - カトッティさん» おそ松さん面白いですよね！この作品見てくれて嬉しいです！ (2020年3月10日 9時) (レス) id: 3861232761 (このIDを非表示/違反報告)
カトッティ - 小５(新小6）です！おそ松さんって面白いよね！ (2020年3月9日 10時) (レス) id: 34b53ab7a7 (このIDを非表示/違反報告)
七香(プロフ) - ことみさん» 神なんてそんな…！お褒めの言葉、ありがとうございます！更新、できるだけ頑張るので、これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2019年7月31日 13時) (レス) id: 3861232761 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七香 x他1人 | 作成日時：2019年4月4日 19時
