ほ く と く ん （ １ ）

めんばー × ほくと ページ1

かずま





翔吾「 壱馬…？これは、どういう… 」

「 俺の子供とかじゃないからね？ 」





翔吾から疑いの目が向けられて、必死に否定する。

いや、俺かてなんでこんなになっとるんか分からへんし。





陣「 いやぁ、壱馬に隠し子おったとわなぁ 」

「 陣さん話聞いてました？？ 」

北人「 ……んー、んー！！ 」





足元に座っていた北人が歩き出して、俺の足にしがみついてくる。

「なんや、えらい懐かれとるやん」北人を見ながら陣さんがそう言った。





「 そりゃ、北人ですからね 」





抱き上げて平然とそう言うと綺麗に揃って「えっ！」なんて声がリビングに響きわたり北人が肩を上げた。

ギュッとしがみついてきて、肩に頬を擦り付ける。





「 静かに、まだ小さいんすから 」

瑠唯「 なんで、そんなに冷静？？ 」

力也「 これ大丈夫じゃないよね？ 」





体を上下に揺らして、テンポよく背中を叩いてあげると少しづつ目が閉じていく。

さっきも寝とったんに良く寝るわなぁ。





樹「 え？寝ました？ 」

「 早かったなぁ 」

陣「 そう言えば北人居らんかったわ 」





いやなんか、自分の冷静さが怖いわ。





「 で、これからどうします？？ 」





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