第0章 6話 ページ8
?「じゃあ、殿は2人に任せるとして...念の為。ここは二手に別れた方がいいかもしれませんね。」
突然後ろから声が聞こえたかと思うと、いつから居たのか、優しそうな男性が立っていた。
?「もしかしたら、敵の別働隊が潜んでいる可能性もありますし。」
信玄・?「「...。」」
?「あれ?どうかしました?」
信玄「いや...悪い。昌豊いたんだな...と。」
そう言って信玄は申し訳なさそうに笑った。
?「あはは。影が薄いのはいつもの事なんで、気にしてませんよ。」
いつも。ということはこのような会話も日常なのだろうか。確かに、声をかけられるまで後ろにいた事など気付くことすら出来なかった。
まあ、日常的だとしても、優しそうな彼も気にしている様子は見られなかった。
?「まあ、それは置いておいて、ここは、信玄様とその子。僕と昌信──二手に別れて、敵の注意を引き付けつつ逃げましょう。」
?「確かに、大人数での移動は目立つし、別れて行動した方が確実かもしれないね。」
2人は信玄に視線を向け。指示を仰いだ。
私も、それにつられるように信玄を見つめた。
信玄「...わかった。二人とも。絶対に帰ってこいよ。」
?・?「「はい。かならず。」」
2人は力強く頷いて、薄暗い森のなかに、風のように走り去って行った。
それを確認した信玄と私は、その反対方向に向けて走り出した。
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桜夏幹(プロフ) - 顔がほっこり和みました。あぁ、信玄さん、優しいなぁって文字だけで丸わかりキラン! (7月5日 2時) (レス) id: 3d710f5422 (このIDを非表示/違反報告)
星空ネーム(プロフ) - 名無しさんさん» ありがとうございます!そう言って貰えると嬉しいです!本編となるべく沿って書くつもりです!ですが、昌景との絡みも今模索中なので楽しみにしててくれると嬉しいです!リクエストありがとうございます┏● (2018年10月8日 17時) (レス) id: 6e8006e895 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん - とても面白い作品ですね!これからも更新頑張ってください!応援しています!!あとですね、本編では昌景との絡みを多くしてもらいたいです!!(ただ単に自分の推しだからという勝手な理由ですが)できるのでしたらお願いします!! (2018年10月8日 15時) (レス) id: fd12d3a52b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星空ネーム | 作成日時:2018年10月6日 17時