【H×H】ちょっと待ってください。これってまさかHUNTER×HUNTERの世界にトリップしちゃった感じですか？２ (ページ48)

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第96話ページ48

あれから1週間。
４次試験は何事もなく終わり
最終試験を受けるため飛行船の中にいる。
そして今ネテロ会長さんとの面接の最中。

ﾈﾃﾛ「まぁ座りなさい。」

僕はそう言われたので座る。

ﾈﾃﾛ「これからちょいと質問をするぞ。まず，なぜハンターになりたいのかな。」

僕「理由は特にないです。」

ﾈﾃﾛ「では次の質問じゃ。お主以外の9人の中で1番注目しているのは。」

貴方「注目ですか…。いないですね。」

ﾈﾃﾛ「ん。では最後の質問じゃ。9人の中で1番戦いたくないのは。」

戦いなくない…奴ね。
クラピカ，レオリオ，ゴン，キルアの4人は
何もしなくても勝てるし
状況によっては勝ちを譲ることのできる人たち。

貴方「44番と301番。あの2人と戦うのはめんどくさいし疲れるからね。」

ﾈﾃﾛ「ご苦労じゃった。下がってよいぞ。」

僕は部屋から出る。

貴方「……。」

僕は飛行船から見える景色を
ただずっと見ていた。

1週間前にあのことに気づいてから
ずっとこんな感じだ。
いやもっと前からだったかな。

時間はあまりないのに
やらなきゃいけないコトはたくさんだ。

色々な気持ちが混ざってごちゃごちゃ。
今の僕じゃ整理ができない。
なんか苦しくなってきた…。
僕は胸を抑えその場にしゃがみこんだ。

貴方「……。」

ｺﾞﾝ「A!!」

ゴンが僕の元に駆け寄ってきた。

ｺﾞﾝ「どうしたの，胸が苦しいの?!待ってて今クラピカとレオリオ呼んでくるから。」

貴方「待ってゴン。」

ｺﾞﾝ「え。」

貴方「誰も呼ばないで。平気だから。」

ｺﾞﾝ「でも。すごく苦しそうだよ。」

貴方「僕は大丈夫だから誰も呼ぶな!!!!」

つい大きな声を出してしまった。

貴方「ごめんゴン。今ね僕の心の中，ぐちゃぐちゃなんだ。だから少しほっておいてほしい。どこか痛いとかそういうのじゃないから大丈夫。」

僕がそう言うとゴンはどこかに走っていった。
しばらくするとクラピカがきた。

なんで呼んじゃうかな…。
まぁゴンだし，しょうがないか。

ｸﾗﾋﾟｶ「A，大丈夫か！」

貴方「大丈夫だからほっておいてよ。今は1人にさせて…。」

少し冷たく言ってしまったかな。
でもこれは僕の問題だから
僕が何とかしなきゃいけないんだ。
クラピカに迷惑はかけたくないし。