第67話 ページ18
貴方「……。」
抱きしめたはいいものの
言葉がなかなか出てこない。
言おう言おうと思って口を開くが
その口は直ぐに閉じてしまう。
言いたいことも言わなければいけないこともあるというのに，それは僕の頭の中でぐるぐるとただ回っているだけ。
このままではダメだと判断した僕は落ち着くため深呼吸した。そしてそのまま声を出す。
貴方「…あ，あのｯ……えと，ですね。」
ﾌｪｲ「……。」
1度唾を飲み込む。それから言葉へ。
貴方「ごめんなさい。」
謝罪。僕が最初に出した言葉。
ごめんなさい，と少し声は震えているが僕はフェイタンへ謝った。そしてその後また，今度は震えてない声でしっかりとごめんなさいと伝えた。
貴方「僕のこと探してたりとか…した？」
ﾌｪｲ「……団長はお前は元の世界に帰たて言てたよ。ワタシが探すと思うか。」
貴方「そう。まぁ，普通そうよね。」
ちょっと残念りいやでも……そうだよな，探す理由なんてないもんな。
ﾌｪｲ「なにかてに1人でなとくしてるか。お前たぶん勘違いしてるね。べつに探してないとは言てないね。」
貴方「え」
ﾌｪｲ「…探した。そこらじゅうね。起きたら寝るまでずと探してたね。」
貴方「それホント？」
ﾌｪｲ「ここで嘘ついてもなにも意味ないよ。」
貴方「あー，そっか。…探してくれてたんだ。帰ったとかは思わなかったの。」
ﾌｪｲ「思わなかた。なんとなくお前がどこかにいる気がしたね。」
…団長さんは僕は帰ったと言った。
でもフェイタンは帰ったなんて思ってなくて僕のことを寝るまで探してくれた。自分の意思で。
これは少し期待してもいいのかな。
僕は抱きしめるのをやめ
フェイタンの肩を両手で掴み
じっと目を見つめた。
貴方「……。」
ﾌｪｲ「A？」
貴方「あのね，言いたいことがあるの。」
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小魚 ゆうま(プロフ) - 由亜さん» 読んでくださってありがとうございます。好きだと言ってもらえて嬉しいです。これからも素敵だと思える夢小説を書くために努力して，頑張りたいと思います！！ (2020年5月7日 13時) (
レス) id: dbc83365e7 (このIDを非表示/違反報告)
由亜(プロフ) - ゆうまさんのフェイタンの小説、めっちゃ好きです!夢主ちゃんがクールなところとかフェイタンに合うし、フェイタンっぽさも生かされているというか…まぁ、兎に角好きです!素敵な小説有難う御座いました!これからも頑張って下さい! (2020年5月7日 13時) (レス) id: 649b5b4eec (このIDを非表示/違反報告)
小魚 ゆうま(プロフ) - Annabethさん» 初めまして！この作品を見つけて読んでくださってどうもありがとうございます！他の作品も読んでくれるんですか？それはそれは…過去に書いたものなので恥ずかしいのですが，読んでくださるというのはとても嬉しいです。 (2020年2月9日 23時) (レス) id: dbc83365e7 (このIDを非表示/違反報告)
Annabeth(プロフ) - 初めまして。面白かったです！フェイタンの面白い小説物色中に見つけました！ハンターハンターのトリップが好きすぎて、他の小説も読ませてもらいます！主人公のフェイタンに対する考えがすごい共感できる。あったら怖いと思うけど、すごいかっこいいとも思う。 (2020年2月9日 23時) (レス) id: 5f9898e92c (このIDを非表示/違反報告)
小魚 ゆうま(プロフ) - ももせさん» ありがとうございます。更新頑張ります！！ (2019年6月13日 14時) (レス) id: dbc83365e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小魚 ゆうま | 作成日時：2019年4月2日 17時
