第46話 ページ47
貴方「…は,え,あ……へ?」
声は出すものの言葉にはなっておらず
僕は口を魚のようにパクパクしていた。
なんで僕は押し倒されてんだ。
なに押し倒してんのこの人は。
え、押し倒されてる
フィンクスに…男の人に。
つまり異性に押し倒されてる??
貴方「ッ!!」
今何をされているかをちゃんと理解すると
体温が一気に上昇し,僕はサッと手で顔を隠す。
貴方「ごめんなさい。危機感持つのでどいてください。お願いします。」
フィン「…おもしろいから,もうちょいこのまま。」
……は?おましろい??
貴方「……そのままならもう一生貴方とは関わらないし,関わったとしても絶対に声出して喋んないから。」
フィン「すまん。オレが悪かったからそれはやめてくれ。」
貴方「ならはやくどいて。」
フィン「しょうがねえなー,ほらよ。」
貴方「……。」
フィンクスがどいてくれると
僕はゆっくりと起き上がる。
そしてそのまま黙って熱が下がるのを待った。
それと同時に冷静さも取り戻す。
貴方「…戻る。」
フィン「あ,おい。あと少しだけ…その,ここにいてくれないか。」
貴方「……。」
フィン「ダメか。」
貴方「なんで。」
フィン「?」
貴方「なんで,あんなことしたの。それ以前に僕なんかになんで関わってくれるの。いつもいつも,会うたびに話しかけてくれてさ。僕は団長さんにたまたま気に入られて,たまたまここに居るだけで,しかも飽きたら好きな時に捨てられる。ここではそんな存在。」
フィン「……。」
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小魚 ゆうま(プロフ) - 赤猫・ショコラさん» ありがとうございます!!そう言ってもらえて作者はとても嬉しいです!!!! (2019年9月4日 18時) (レス) id: dbc83365e7 (このIDを非表示/違反報告)
赤猫・ショコラ - 夢主ちゃんのキャラ、私好みで凄い好きです!!あと、話の展開も上手すぎます!!最高でした!! (2019年9月4日 17時) (レス) id: fc979c606b (このIDを非表示/違反報告)
小魚 ゆうま(プロフ) - キラさん» 凄いなんてそんな…ありがとうございます。面白いと思ってくれているのならよかったです。続き頑張ります! (2019年3月25日 10時) (レス) id: dbc83365e7 (このIDを非表示/違反報告)
キラ(プロフ) - 昨日言っていたように読みにきました!やっぱ凄く面白いですね!!私にはこんなに凄いの思いつかないので。また続き楽しみに待ってます!! (2019年3月25日 7時) (レス) id: b207c7ff5b (このIDを非表示/違反報告)
小魚 ゆうま(プロフ) - グレイシアさん» あ。誤字ってしまいました。頑張っていきます。です。 (2019年3月16日 22時) (レス) id: dbc83365e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小魚 ゆうま | 作成日時:2019年3月1日 16時